Amazonの疑問や問題を解決

Amazonの配送業者にクレームを入れたい時はどこに。細かな方法をステップ解説

Amazon情報班 発行責任者

「Amazonで注文した商品が破損していた」「配達員が不在票も入れずに帰ってしまった」「指定した場所以外に置き配された」——こんな配送トラブルに遭遇したとき、どこにクレームを入れればいいのか迷いますよね。

本記事では、Amazon配送業者へのクレームをどこに、どのように伝えればよいのかを詳しく解説します。配送業者別の連絡先、具体的な問い合わせ手順、クレームを入れる際の注意点まで、2025年最新の情報をお届けします。

※この記事は広告を含みます。詳しくはコンテンツポリシーをご覧ください。

目次

【結論】Amazonの配送トラブルはまずカスタマーサービスへ

Amazonの配送トラブルはまずカスタマーサービスへ

先に結論をお伝えします。

Amazonで購入した商品の配送トラブルは、基本的にAmazonカスタマーサービスに連絡するのが最も確実です

配送業者に直接連絡できるケースもありますが、特にAmazon独自の配送網(デリバリープロバイダ)を使っている場合は、Amazon経由でないと対応してもらえません。

Amazonカスタマーサービスの特徴

  • 24時間365日対応
  • チャットまたは電話で相談可能
  • 迅速な問題解決が期待できる
  • 日本語で丁寧なサポート

まずはAmazonカスタマーサービスに連絡し、そこから適切な対応をしてもらうのが最短ルートです。

→ カスタマーサポートは以下の記事でも細かく解説

配送業者別のクレーム連絡先一覧

Amazonの荷物を配送する業者は複数あり、それぞれ連絡先が異なります。

1. Amazon(デリバリープロバイダ)の場合

配送業者名が「Amazon」となっている場合、実際の配送は

デリバリープロバイダ

と呼ばれるAmazon専属の配送業者が担当しています。

主なデリバリープロバイダ

  • TMG
  • SBS即配サポート
  • 丸和運輸機関
  • ファイズ
  • 若葉ネットワーク
  • ギオンデリバリーサービス
  • 札幌通運
  • ヒップスタイル
  • 遠州トラック

連絡先
デリバリープロバイダに直接連絡することはできません。

必ずAmazonカスタマーサービス経由で連絡してください

個別の配送業者に電話やメールをしても繋がらないか、対応してもらえない可能性が高いです。

2. ヤマト運輸の場合

電話での問い合わせ

  • 固定電話から:0120-01-9625(通話料無料)
  • 携帯電話から:0570-200-000(通話料有料・定額通話プラン対象外)
  • 050IP電話から:050-3786-3333
  • 受付時間:8:00〜21:00

メール・Webフォームでの問い合わせ
ヤマト運輸の公式サイトから専用フォームで問い合わせ可能です。

3. 日本郵便の場合

電話での問い合わせ

  • 固定電話から:0120-23-28-86(通話料無料)
  • 携帯電話から:0570-046-666(通話料有料・定額通話プラン対象外)
  • 受付時間:平日8:00〜21:00、土日祝9:00〜21:00

メールでの問い合わせ
日本郵便の公式サイトから専用フォームで問い合わせ可能です。

4. 佐川急便の場合

電話での受付
佐川急便は電話での一般問い合わせ受付を行っていません。

Webフォームでの問い合わせ
佐川急便の公式サイトにある専用入力フォームから問い合わせてください。

Amazonカスタマーサービスへの連絡方法【ステップ別解説】

Amazonカスタマーサービスへのクレームの入れ方を、具体的な手順で解説します。

方法1:チャットで問い合わせ(おすすめ)

履歴が残り、時間を気にせず相談できるチャットがおすすめです。

スマホアプリからの手順

  1. Amazonアプリを開き、画面下部の「≡」(メニュー)をタップ
  2. 「カスタマーサービス」を選択
  3. 「注文内容について」または該当する問い合わせ項目をタップ
  4. 注文履歴からクレームを入れたい商品を選択
  5. お問い合わせ内容から「配送について」を選択
  6. さらに詳細な内容(「荷物が届かない」「破損していた」など)を選択
  7. 「カスタマーサービスへ連絡」をタップ
  8. 「今すぐチャットを開始する」を選択

PCブラウザからの手順

  1. Amazon.co.jpにログイン
  2. 画面右上の「アカウント&リスト」をクリック
  3. 「アカウントサービス」から「カスタマーサービスに連絡」を選択
  4. クレームを入れたい注文を選択
  5. 問い合わせ内容から「配送について」を選択
  6. 詳細な内容を選び「カスタマーサービスへ連絡」をクリック
  7. 「今すぐチャットを開始する」を選択

方法2:電話で問い合わせ

直接話して解決したい場合は、電話での問い合わせも可能です。

電話リクエストの手順

  1. 上記チャットの手順と同様に進める
  2. 最後の段階で「担当者からの電話をリクエストする」を選択
  3. 連絡先電話番号を入力
  4. 「今すぐ電話がほしい」または「5分以内」など希望時間を選択
  5. 数分以内にAmazonから電話がかかってくる

直接電話をかける方法
Amazonジャパン合同会社:0120-899-543
受付時間:月〜金 9:00〜18:00

ただし、これはカスタマーサービス直通ではないため、つながるまでに時間がかかる可能性があります。電話リクエストの方がスムーズです。

クレームを入れるべき具体的なケース7つ

どんな場合にクレームを入れるべきか、具体例をご紹介します。

1. インターフォンを鳴らさず不在票だけ投函

在宅していたにもかかわらず、インターフォンを鳴らさずに不在票だけ入れて帰ってしまうケースです。

なぜ問題か
配達員の手間を省くための不適切な対応です。特にデリバリープロバイダで多く報告されています。

対処法
Amazonカスタマーサービスに状況を報告してください。配送業者への指導が行われます。

2. 指定時間に荷物が届かなかった

お届け日時指定便を利用したのに、指定時間に届かないケースです。

例外事項

  • 自然災害(台風、大雪など)
  • 交通渋滞や事故
  • その他不可抗力

これらの場合は配送業者の責任とは言えませんが、事前連絡や説明がない場合は問題です。

対処法
配送状況を確認し、理由の説明がない場合はAmazonに連絡してください。場合によっては配送料の返金もあります。

3. 指定場所以外に置き配された

「玄関」を指定したのに勝手に門扉の外に置かれた、宅配ボックスを指定したのに地面に直置きされたなどのケースです。

なぜ問題か
盗難リスクや荷物の破損(雨濡れなど)の危険性が高まります。

対処法
配達完了の写真を確認し、指定と異なる場所に置かれていた場合はすぐにAmazonに報告してください。

4. 配達員の態度や応対が悪かった

具体例:

  • 荷物を乱暴に扱う
  • 挨拶なし、横柄な態度
  • 問い合わせに対して不親切な対応
  • 敷地内を勝手に歩き回る

対処法
配達員の態度に問題があった場合も、Amazonカスタマーサービスに報告できます。具体的な状況を伝えましょう。

5. 商品が破損していた

配送過程で商品が破損していた場合です。

対処法

  1. 破損状況を写真で記録
  2. Amazonカスタマーサービスに連絡
  3. 返品・交換または返金の手続きを依頼

6. 荷物が届かない・紛失した

配送完了になっているのに荷物が見つからないケースです。

対処法

  1. 配達完了の写真を確認(置き配の場合)
  2. 玄関周辺、宅配ボックス、集合住宅の郵便受けなどを確認
  3. 見つからない場合はすぐにAmazonに連絡

配達完了から48時間以内に連絡すると、再送または返金の対応が受けられます。

7. 勝手に置き配された(置き配解除設定しているのに)

「置き配指定しない」または「対面で受け取る」に設定しているのに、勝手に置き配されるケースです。

なぜ起こるか
配送業者が設定を確認していない、またはシステム上の不具合の可能性があります。

対処法
設定画面のスクリーンショットを撮影し、Amazonに報告してください。今後の配送方法の改善を依頼できます。

効果的なクレームの伝え方【ポイント6つ】

クレームを入れる際、以下のポイントを押さえるとスムーズに問題が解決します。

1. 感情的にならず冷静に伝える

怒りは理解できますが、感情的になると相手も防御的になり、解決が遅れます。

良い例
「本日14時指定で注文しましたが、18時になっても届いておりません。配送状況を確認していただけますか」

避けたい例
「どうなってるんだ!いつになったら届くんだ!」

2. 具体的な情報を準備する

問い合わせ前に以下の情報を用意しておきましょう。

  • 注文番号
  • 商品名
  • 配達予定日時
  • 配送業者名
  • トラブルの発生日時
  • 具体的な状況(写真があればなお良い)

3. 問題点を明確に説明する

「何が問題だったのか」「どうしてほしいのか」を明確に伝えましょう。


「玄関先への置き配を指定していましたが、門の外の道路に直置きされていました。盗難の危険性があるため、今後は指定通りの配達をお願いしたいです」

4. やり取りの記録を残す

チャットの場合は自動的に記録が残りますが、電話の場合は以下を記録しておきましょう。

  • 対応日時
  • 担当者名(わかれば)
  • 対応内容
  • 約束された解決策

5. 改善策を一緒に考える姿勢

一方的なクレームではなく、「どうすれば今後防げるか」を一緒に考える姿勢が大切です。


「配達員の方への連絡方法を改善することはできますか?」

6. 配達員本人への直接クレームは避ける

トラブルが起きても、配達員に直接クレームを言うのは避けましょう。

理由

  • その場で解決できない問題が多い
  • 感情的な対立に発展するリスク
  • 公式な記録が残らない

必ず公式の窓口を通して伝えてください。

クレームを入れることのメリット

「クレームを入れても意味がない」と思う方もいるかもしれませんが、実は重要な意味があります。

メリット1:サービスの改善につながる

顧客からのフィードバックは、Amazonがサービス品質を向上させるための貴重な情報源です。

クレームが集まることで、以下のような改善が行われます。

  • 配送業者への教育・指導の強化
  • 配送システムの見直し
  • 問題のある配達員への個別指導
  • 新しい配送オプションの開発

実際、Amazonは2024年8月にラストワンマイル配送とドライバーの働き方改善に関する追加投資を発表しており、顧客の声を反映した改善を続けています。

メリット2:迅速な問題解決

Amazonは顧客満足度を最重視しており、クレームには迅速に対応します。

期待できる対応

  • 商品の再送
  • 返金処理
  • 配送料の返還
  • お詫びのクーポン(300円分など)
  • プライム会員期間の延長(1ヶ月など)

メリット3:同じトラブルの再発防止

あなたのクレームが、他の顧客の同じトラブルを防ぐことにつながります。

配送トラブルを未然に防ぐ方法

クレームを入れる前に、トラブルを防ぐための対策も知っておきましょう。

1. 置き配場所を具体的に指定する

「玄関」だけでなく、「玄関ドアの右側」「宅配ボックス」など具体的に指定しましょう。

設定方法

  1. Amazonアプリ→アカウント
  2. 「お客様の住所」を選択
  3. 該当住所の「編集」をタップ
  4. 「配達指定」で詳細を入力

2. 配達予定通知を確認する

配達予定日にはアプリやメールで通知が届きます。

  • 配達予定時間を確認
  • 不在が予想される場合は日時変更
  • 配達完了通知をすぐに確認

3. 配送オプションを適切に選択

急ぎでない場合は通常配送を選ぶことで、配送業者の負担を減らし、丁寧な配達につながります。

4. 配達時の注意事項を記入する

注文時の配送オプション画面で、配達員への注意事項を記入できます。

  • 「インターフォンは鳴らしてください」
  • 「宅配ボックスの暗証番号は1234です」
  • 「犬がいるため玄関に近づく際はご注意ください」

5. 商品到着後はすぐに確認

荷物が届いたら、すぐに以下を確認しましょう。

  • 商品に破損がないか
  • 注文内容と合っているか
  • 付属品は揃っているか

問題があれば早めに連絡することで、スムーズな対応が受けられます。

よくある質問

Q. メールでクレームを送ることはできませんか?

A. 現在、Amazonではメールでの一般的なクレーム受付は行っていません。チャットまたは電話での対応が基本です。ただし、チャットや電話でメール対応を希望することを伝えると、対応してもらえる場合があります。

Q. クレームを入れると今後の配送に影響しませんか?

A. いいえ、影響しません。正当なクレームは顧客の権利であり、今後の配送サービスに悪影響が出ることはありません。むしろ、適切なフィードバックとしてサービス改善に活用されます。

Q. デリバリープロバイダの配達員が怖かったのですが、どうすればいいですか?

A. すぐにAmazonカスタマーサービスに報告してください。配達員の態度や言動に問題があった場合、詳細な状況を伝えることで、該当配達員への指導や、今後その配達員が担当しないよう配慮してもらえる可能性があります。

Q. クレームを入れたら補償やクーポンはもらえますか?

A. トラブルの内容や状況によります。商品の破損や配送の大幅な遅延など、明確な問題がある場合は、お詫びとして300円分のクーポンやプライム会員期間の延長(1ヶ月)などの対応が受けられることがあります。ただし、補償が目的のクレームは避けましょう。

まとめ:適切なクレームでサービス改善に貢献しよう

Amazon配送業者へのクレームは、正しい窓口に、適切な方法で伝えることが大切です。

重要ポイントのおさらい

  • 配送トラブルは基本的にAmazonカスタマーサービスへ
  • デリバリープロバイダは直接連絡できない
  • ヤマト・日本郵便・佐川は直接連絡も可能
  • チャットまたは電話で24時間365日対応
  • 感情的にならず具体的に説明する
  • 配達員への直接クレームは避ける
  • 適切なクレームはサービス改善につながる

一方的で悪質なクレームは論外ですが、正当なフィードバックはAmazonにとっても貴重な情報です。配送トラブルに遭遇したら、この記事を参考に、落ち着いて適切な窓口に連絡してください。

Amazonは2020年に国内初の「置き配指定サービス」を開始し、2024年にもラストワンマイル配送の改善に向けた追加投資を発表するなど、配送サービスの向上に継続的に取り組んでいます。

あなたの声が、より良い配送サービスの実現に貢献するはずです。建設的なフィードバックで、Amazon配送サービスの改善に協力しましょう。