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Amazonから身に覚えのない荷物が届いた時の正しい対処法を解説

Amazon情報班 発行責任者


「Amazonから頼んでいない荷物が届いた」「代金引換で身に覚えのない商品を届けられた」——そんな経験はありませんか?

結論から言うと、注文した記憶のない荷物は絶対に受け取ってはいけません。とくに代金引換を求められても支払う必要は一切ありません。これは「送りつけ詐欺(ネガティブ・オプション)」と呼ばれる悪質な手口の可能性があります。

本記事では、Amazonから身に覚えのない荷物が届いたときの正しい対処法から、なぜこのような荷物が届くのか万が一受け取ってしまった場合の対応まで、2026年最新の法律情報も踏まえて徹底解説します。

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身に覚えのない荷物が届いたらまず確認すべき3つのこと

突然、心当たりのない荷物が届くと驚いてしまいますが、まずは落ち着いて以下の点を確認しましょう。すぐに詐欺と断定せず、順を追ってチェックすることが大切です。

確認①:Amazonの注文履歴をチェックする

最初に確認すべきは、自分のAmazonアカウントの注文履歴です。過去の注文で忘れているものがないか、予約注文や定期便で購入した商品がないかを確認しましょう。

スマホアプリでの確認手順

1. Amazonアプリを開く
2. 画面下部の人型アイコンをタップ
3. 「注文履歴」をタップ
4. 届いた荷物に該当する注文がないか確認

PCブラウザでの確認手順

1. Amazon公式サイトにログイン
2. 画面右上の「注文履歴」をクリック
3. 過去の注文一覧から該当商品を探す

発送通知メールも確認しましょう
注文履歴に該当商品がある場合でも、発送通知メールが届いているかを確認してください。発送通知なしで商品が届いた場合は、Amazonに問い合わせることをおすすめします。

確認②:家族や同居人に確認する

自分で注文した記憶がなくても、同居している家族が注文している可能性があります。とくに共有のアカウントを使用している場合や、家族が代わりに注文してくれていた場合は、見落としがちです。

また、Amazonでは商品をギフトとして贈ることができるため、家族や友人、知人からのサプライズプレゼントの可能性も考えられます。誕生日や記念日が近い場合はとくに注意しましょう。

確認③:知人・友人からのギフトではないか確認する

Amazonのギフト機能を使えば、相手の住所に直接商品を届けることが可能です。サプライズを計画している場合、贈り主は「送っていないよ」と答えることもあります。

心当たりのある人に連絡を取って確認してみましょう。もしギフトだった場合は、お礼を伝えるとともに「次回からは事前に連絡してもらえると助かる」と一言添えておくと安心です。

Amazonカスタマーサービスでギフトかどうか確認できる
プライバシー保護のため、差出人の名前は教えてもらえませんが、「その荷物は安全です(ギフトとして正規に送られたものです)」という確認は取れます。不安な場合はカスタマーサービスに問い合わせてみましょう。

完全に心当たりがない場合の対処法

注文履歴にも記録がなく、家族や知人に確認しても送った人がいない場合は、「送りつけ詐欺」の可能性があります。以下の手順で適切に対処しましょう。

対処法①:絶対に受け取らない・受け取り拒否をする

身に覚えのない荷物は、中身が気になっても絶対に受け取らないでください。配達員に「注文した覚えがありません」と伝え、受け取りを拒否しましょう。

受け取り拒否の伝え方
配達状況 対処法
対面で配達員が来た場合 「心当たりがない荷物なので受け取りません」と明確に伝える
不在票が入っていた場合 配送業者に連絡し「受け取り拒否」の意思を伝える
置き配されていた場合 開封せずに配送業者またはAmazonに連絡して返送手続きを依頼
なぜ受け取ってはいけないのか
荷物を受け取ると、詐欺業者に「受領された」という通知が届きます。これを根拠に「商品を受け取ったのだから代金を支払え」という請求や脅迫が来る可能性があります。トラブルを避けるためにも、絶対に受け取らないことが重要です。

受け取り拒否をする場合は、伝票番号を控えておきましょう。後でAmazonに連絡する際に役立つことがあります。

対処法②:代金引換は絶対に支払わない

身に覚えのない荷物で代金引換を求められた場合、絶対に支払ってはいけません。注文していない商品の代金を支払う義務は一切ありません。

配達員には「注文していない商品なので受け取りません。代金も支払いません」とはっきり伝えましょう。配達員はこのような事態への対応を研修で学んでいるため、揉めることはほとんどありません。

代金引換詐欺の典型的なパターン
パターン 詐欺業者の手口 正しい対応
高額商品の送りつけ 数万円の商品を代引きで送りつけ、「家族が注文したのでは?」と思わせる 家族に確認し、心当たりがなければ拒否
少額商品の送りつけ 数百円〜数千円程度の少額で「まあいいか」と支払わせる 金額に関係なく、身に覚えがなければ拒否
急かす手口 「今すぐ支払わないと法的措置を取る」などと脅す 絶対に応じない。消費者センターに相談

対処法③:Amazonに報告する

身に覚えのない荷物が届いたら、Amazonカスタマーサービスに報告しましょう。Amazonの調査チームが状況を確認し、適切な対応をしてくれます。

スマホアプリからの報告手順

1. 画面下部の「」(メニュー)をタップ
2. 「カスタマーサービス」を選択
3. 「その他」をタップ
4. 「サイトの不具合」を選択
5. 「カスタマーサービスへ連絡」をタップ
6. 「今すぐチャットを開始する」または「今すぐ電話をリクエストする」を選択

PCブラウザからの報告手順

1. Amazon公式サイト左上の「ヘルプ」をクリック
2. 「セキュリティおよびプライバシー」を選択
3. 「フィッシングまたはなりすましメールを報告する」をクリック
4. 「注文した覚えがない荷物についての報告」から「報告フォーム」を選択

報告時にあると役立つ情報
・受け取った不要な荷物の数
・配送ラベルに記載されている追跡番号
・配送ラベルの写真(任意)
・調査に役立つその他の情報(差出人名など)

送りつけ詐欺(ネガティブ・オプション)とは?手口と目的を解説

注文していない商品を一方的に送りつけ、代金を請求する行為は「送りつけ詐欺」または「ネガティブ・オプション」「押し付け販売」と呼ばれています。これは詐欺罪に該当する犯罪行為です。

送りつけ詐欺の典型的な手口

送りつけ詐欺の代表的なパターン
手口 内容 狙い
代金引換型 注文していない商品を代金引換で送りつける 「家族が頼んだのかも」と思わせて代金を支払わせる
後から請求型 商品を送りつけた後、請求書を郵送してくる 「受け取った以上、支払い義務がある」と誤解させる
脅迫型 「支払わないと法的措置を取る」と脅してくる 恐怖心から支払いに応じさせる
個人情報収集型 商品と一緒にアンケートや会員登録を求める 個人情報を収集してさらなる詐欺に利用

なぜ見ず知らずの人が荷物を送れるのか

送りつけ詐欺が可能になる背景には、個人情報の流出があります。以下のような経路で個人情報が詐欺業者の手に渡ることがあります。

・過去に利用したECサイトやサービスからの情報流出
・フィッシング詐欺による情報の詐取
・闇市場(ダークウェブ)での個人情報売買
・名簿業者からの不正入手

このような被害を防ぐためには、日頃から個人情報の取り扱いに注意し、信頼できる企業やサービスのみを利用することが重要です。

荷物の発送元を確認する方法

送りつけ詐欺かどうかを判断する材料として、荷物の発送元を確認することも有効です。梱包材や配送ラベルに記載されているアルファベットコードは、Amazonの配送センターを示しています。

Amazonの配送センターコード(一例)
コード 配送センター名 所在地
NRT1 市川フルフィルメントセンター 千葉県市川市
HND3 川島フルフィルメントセンター 埼玉県川島町
KIX2 堺フルフィルメントセンター 大阪府堺市
FSZ1 小田原フルフィルメントセンター 神奈川県小田原市
配送センターコードだけで詐欺と断定しないでください
特定の配送センターからの発送が多いという報告はありますが、これらのセンターは正規の商品も多数発送しています。発送元だけで詐欺かどうかを判断することはできません。

万が一受け取ってしまった・開封してしまった場合の対処法

うっかり荷物を受け取ってしまった場合や、中身を確認するために開封してしまった場合でも、適切に対処すれば問題ありません。法律で消費者は保護されているので安心してください。

開封・処分しても問題なし(特定商取引法の改正)

2021年(令和3年)に特定商取引法が改正され、一方的に送りつけられた商品については、受け取った時点で即時処分しても問題ないことが法律で明確化されました。

特定商取引法改正のポイント
項目 改正前 改正後(現行)
商品の保管義務 14日間の保管が必要 保管義務なし(即時処分可能)
代金の支払い義務 なし なし(変更なし)
商品の返送義務 なし なし(変更なし)
開封した場合 支払い義務なし 支払い義務なし(変更なし)

つまり、注文していない商品については、受け取っても、開封しても、使用しても、処分しても、一切代金を支払う必要はありません

請求が来ても支払わない

送りつけ詐欺の業者から「商品を受け取ったのだから代金を支払え」「開封したのだから買い取れ」といった請求が来ることがあります。しかし、注文していない商品に対して支払い義務は一切発生しません

脅しや威圧的な言葉で請求されても、絶対に応じないでください。もしトラブルになった場合は、すぐに消費者センターに相談しましょう。

消費者ホットライン
電話番号:188(いやや)
全国どこからでも、最寄りの消費生活センターにつながります。

誤って代金を支払ってしまった場合

万が一、代金を支払ってしまった場合でも、返還請求をする権利があります。以下の手順で対応しましょう。

1. Amazonカスタマーサービスに連絡して状況を説明する
2. Amazonで対応できない場合は消費者センター(188)に相談する
3. 必要に応じて警察に被害届を提出する
4. クレジットカードで支払った場合はカード会社にも連絡する

Amazonは多くの場合、ギフト券や現金での返還など柔軟な対応をしてくれます。泣き寝入りせずに、必ず相談してください。

身に覚えのない荷物への対応フロー【まとめ】

身に覚えのない荷物が届いた場合の対応を、フローチャート形式でまとめました。

対応フローチャート
ステップ 確認内容 次のアクション
STEP 1 Amazonの注文履歴を確認 該当あり→正規の注文 / なし→STEP 2へ
STEP 2 家族・同居人に確認 注文あり→正規の注文 / なし→STEP 3へ
STEP 3 友人・知人からのギフトか確認 ギフトあり→感謝を伝える / なし→STEP 4へ
STEP 4 完全に心当たりなし 受け取り拒否 + Amazonに報告
STEP 5 すでに受け取ってしまった場合 処分OK + 請求には応じない + 必要なら消費者センターへ相談

よくある質問(FAQ)

Q. 身に覚えのない荷物を受け取り拒否したら、何かペナルティはありますか?

A. いいえ、ペナルティはありません。注文していない商品の受け取りを拒否することは正当な権利です。ただし、実際に自分や家族が注文した商品を誤って拒否しないよう、事前に確認しましょう。

Q. 置き配で勝手に届けられた場合はどうすればいいですか?

A. 開封せずにAmazonカスタマーサービスに連絡してください。状況を説明すれば、返送手続きなどの対応をしてもらえます。また、開封してしまった場合でも支払い義務は発生しません

Q. 送りつけ詐欺の商品を使ってしまった場合、支払い義務は発生しますか?

A. いいえ、支払い義務は発生しません。特定商取引法の改正により、一方的に送りつけられた商品は受け取り時点で消費者のものとなり、使用しても処分しても問題ありません。

Q. 配達員がしつこく受け取りを求めてきた場合はどうすればいいですか?

A. 「注文した覚えがないので受け取りません」と明確に伝えてください。通常、配達員はこのような事態への対応を研修で学んでいます。それでも執拗に受け取りを求められる場合は、配送業者の本部やAmazonに連絡しましょう。

Q. 代金引換で支払ってしまった場合、返金してもらえますか?

A. 返還請求をする権利があります。まずはAmazonカスタマーサービスに連絡し、状況を説明してください。解決しない場合は消費者センター(188)に相談しましょう。

Q. なぜ私の住所が知られているのですか?

A. 過去に利用したサービスからの情報流出、フィッシング詐欺、名簿業者からの不正入手など、さまざまな経路が考えられます。今後の被害を防ぐため、パスワードの変更や二段階認証の設定を行い、不審なメールやサイトには注意しましょう。

まとめ|身に覚えのない荷物は受け取り拒否が鉄則

Amazonから身に覚えのない荷物が届いた場合の対処法をまとめました。

この記事のポイント
項目 内容
最初にやること 注文履歴の確認 → 家族への確認 → 知人からのギフトか確認
心当たりがない場合 絶対に受け取らない・受け取り拒否をする
代金引換の場合 絶対に支払わない
受け取ってしまった場合 即時処分OK・支払い義務なし(特定商取引法で保護)
請求が来た場合 絶対に応じない・消費者センター(188)に相談
Amazonへの報告 カスタマーサービスに連絡し、状況を報告

送りつけ詐欺は年々巧妙化していますが、「注文していない商品は受け取らない・支払わない」という原則を守れば被害を防げます。

万が一受け取ってしまっても、法律で消費者は保護されているので慌てる必要はありません。Amazonカスタマーサービスや消費者センターに相談し、適切に対処しましょう。