個人情報の漏洩や不正アクセスに関するニュースが後を絶たない今、「自分のAmazonアカウントは大丈夫だろうか」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
不正アクセスがあったかどうかを知るにはログイン履歴を確認するのが一般的ですが、Amazonではどのようにチェックすればよいのでしょうか。
この記事では、Amazonのログイン履歴の確認方法から、不正アクセスを発見するための代替手段、セキュリティを高めるための対策まで詳しく解説します。
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目次
Amazonにログイン履歴を確認する機能はあるのか
結論からお伝えすると、Amazonにはログイン履歴を直接確認できる機能がありません。
多くのWebサービスでは「最近のログイン履歴」や「ログイン通知」といった機能が用意されていますが、Amazonにはこうした機能が実装されていないのが現状です。
| 機能 | Amazonの対応状況 |
|---|---|
| ログイン履歴の閲覧 | 機能なし |
| ログイン通知アラート | 機能なし(ただしセキュリティアラートは送信される場合あり) |
| ログイン端末の確認 | 登録端末の一覧は確認可能 |
しかし、ログイン履歴を直接見られなくても、間接的な方法で不正アクセスの痕跡を調べることは可能です。次の章で具体的な確認方法をご紹介します。
Amazonの不正アクセスを間接的に確認する4つの方法
ログイン履歴機能がないAmazonでも、以下の4つの履歴を確認することで、不正アクセスの形跡を発見できる可能性があります。
| 確認方法 | チェックポイント |
|---|---|
| 閲覧履歴 | 見た覚えのない商品がないか |
| 注文履歴 | 注文した覚えのない商品がないか |
| ギフトカード残高・利用履歴 | 身に覚えのない減少や利用がないか |
| Amazonコイン利用履歴 | 不明な利用がないか |
方法1:商品の閲覧履歴を確認する
閲覧履歴には、過去に見た商品の一覧が記録されています。自分が見た覚えのない商品があれば、第三者にアカウントを操作された可能性があります。
| ステップ | 操作内容 |
|---|---|
| 1 | Amazonアプリを起動し、画面下部の「ホーム」アイコンをタップ |
| 2 | 画面をスクロールして「閲覧履歴を表示する」をタップ |
| 3 | 表示された商品の中に見覚えのないものがないか確認 |
方法2:商品の注文履歴を確認する
注文履歴は不正アクセスの有無を判断するうえで最も重要な確認項目です。身に覚えのない注文があれば、すぐにキャンセルとパスワード変更を行いましょう。
| ステップ | 操作内容 |
|---|---|
| 1 | 画面下部の人型アイコンをタップ |
| 2 | 「注文履歴」をタップ |
| 3 | 「すべてを表示」をタップして過去の注文を確認 |
注文履歴だけでなく、登録メールアドレスに届いている「注文確認メール」もチェックしましょう。覚えのない注文確認メールが届いていれば、不正利用の可能性が高いです。
方法3:ギフトカードの残高・利用履歴を確認する
Amazonギフトカードの残高が不自然に減っていないか、身に覚えのない利用履歴がないかを確認しましょう。
| ステップ | 操作内容 |
|---|---|
| 1 | 画面右下の三本線(メニュー)をタップ |
| 2 | スクロールして「アカウントサービス」をタップ |
| 3 | 「ギフトカードの残高を管理」をタップ |
| 4 | 残高と利用履歴を確認 |
方法4:Amazonコインの利用履歴を確認する
Amazonコインを利用している方は、コインの残高や利用履歴もチェックしておきましょう。
| ステップ | 操作内容 |
|---|---|
| 1 | 画面左上の三本線「すべて」をクリック |
| 2 | 「デジタルコンテンツ&デバイス」→「Android アプリストア」をクリック |
| 3 | 「Amazonコイン」をクリック |
| 4 | 「コインを購入」ヘッダ内の「コインの獲得・利用履歴」をクリック |
上記の確認で身に覚えのない履歴が見つかった場合は、すぐに以下の対応を行ってください。
・覚えのない注文があればキャンセル
・パスワードを直ちに変更
・クレジットカード会社に連絡(必要に応じて)
Amazonへの不正アクセスを防止するための3つの対策
不正アクセスを未然に防ぐために、以下の3つの対策を講じておきましょう。
| 対策 | 効果 | 推奨頻度 |
|---|---|---|
| 注文履歴の定期確認 | 不正利用の早期発見 | 週1回程度 |
| パスワードの定期変更 | 流出したパスワードの無効化 | 3ヶ月に1回程度 |
| 2段階認証の設定 | パスワード漏洩時の防御強化 | 一度設定すればOK |
対策1:注文履歴を定期的にチェックする
身に覚えのない注文がないかを定期的に確認する習慣をつけましょう。早期発見できれば、被害を最小限に抑えられます。
また、Amazonの注文履歴だけでなく、クレジットカードの利用明細も併せて確認することをおすすめします。不審な請求があれば、早急にカード会社へ連絡してください。
対策2:パスワードを定期的に変更する
パスワードをこまめに変更しておくことで、万が一パスワードが流出しても被害を防げる可能性が高まります。
| ステップ | 操作内容 |
|---|---|
| 1 | 画面下部の三本線をタップし「カスタマーサービス」を選択 |
| 2 | 「アカウントについて」をタップ |
| 3 | 「パスワードについて」をタップ |
| 4 | 「パスワードの再設定」をタップし、画面の指示に従う |
対策3:2段階認証を設定する
2段階認証は、パスワードに加えてSMSや認証アプリで送られるコードを入力しないとログインできなくする機能です。これを設定しておけば、パスワードが漏洩しても不正ログインを防げます。
| ステップ | 操作内容 |
|---|---|
| 1 | 画面下部の人型アイコンをタップし「アカウントサービス」を選択 |
| 2 | 「アカウント設定」欄の「ログインとセキュリティ」をタップ |
| 3 | 届いた認証コードを入力して「コードを送信する」をタップ |
| 4 | 2段階認証の手段(SMS/認証アプリ)を登録して「続行」 |
| 5 | 2段階認証を「オンにする」をタップして完了 |
Amazonにはクレジットカード情報や住所など、重要な個人情報が登録されています。2段階認証を設定しておくことで、セキュリティが大幅に向上します。まだ設定していない方は、今すぐ設定することをおすすめします。
アカウントのセキュリティを高めるその他の方法
不正アクセス防止のために、上記の3つの対策に加えて以下の方法も実践しておきましょう。
利用後はサインアウトする
Amazonを使い終わったら、必ずサインアウトしておくと安心です。サインイン状態のままでは、スマホの紛失・盗難時に第三者がアカウントにアクセスできてしまいます。
| ステップ | 操作内容 |
|---|---|
| 1 | 画面下部の三本線をタップし「設定」を選択 |
| 2 | 「サインアウト」をタップ |
登録端末を確認・整理する
過去に使用していたスマホやタブレット、売却済みの端末などがアカウントに紐づいたままになっていませんか?不要な端末は登録を解除しておきましょう。
| ステップ | 操作内容 |
|---|---|
| 1 | 画面下部の三本線をタップし「アカウントサービス」を選択 |
| 2 | スクロールして「コンテンツ&デバイス」をタップ |
| 3 | 上部の「端末」タブをタップ |
| 4 | 登録端末を確認し、不要な端末があれば登録解除 |
Amazonからセキュリティ通知・ログイン通知が届いたときの対応
アカウントに不審な動きがあった場合や、重要な変更が行われた場合、Amazonからセキュリティアラートが送信されることがあります。
| 通知内容 | 対応方法 |
|---|---|
| 身に覚えのないログイン通知 | 通知内の「私ではありません」をクリック → パスワードを再設定 |
| 身に覚えのない注文通知 | すぐに注文履歴を確認 → 該当注文をキャンセル → パスワード変更 |
| アカウント情報変更の通知 | 自分で行った変更か確認 → 心当たりがなければパスワード変更 |
Amazonが正規のメールでパスワードやクレジットカード情報などの個人情報の入力を求めることはありません。個人情報を求めるメールを受信した場合は、フィッシング詐欺の可能性が高いため、メール内のリンクや添付ファイルは絶対に開かないでください。
不審なメールを見分けるポイント:
・送信元アドレスがAmazon公式ではない
・日本語が不自然
・緊急性を煽る内容
・リンク先URLがAmazon.co.jp以外
まとめ|ログイン履歴は見られなくても不正アクセスは確認できる
Amazonにはログイン履歴を直接確認する機能がありませんが、閲覧履歴や注文履歴、ギフトカード残高などから不正アクセスの痕跡を発見することは可能です。
「自分は大丈夫」と思わず、日頃からセキュリティ対策を講じておくことが大切です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ログイン履歴機能 | Amazonには直接確認できる機能がない |
| 不正アクセスの確認方法 | 閲覧履歴・注文履歴・ギフトカード残高・コイン利用履歴をチェック |
| 防止策 | 定期的な履歴確認・パスワード変更・2段階認証の設定 |
| その他の対策 | 使用後のサインアウト・不要端末の登録解除 |
| 不審な通知への対応 | 「私ではありません」をクリックしてパスワード再設定 |
不正アクセスの形跡を見つけた場合も、慌てず落ち着いて対処しましょう。注文キャンセルやパスワード変更を迅速に行えば、被害を最小限に抑えられます。