Amazonで購入した商品を返品したいけれど、「バーコードはどこにあるの?」「プリンターがなくて印刷できない!」と困っていませんか?
実は、Amazonの返品手続きはバーコードの印刷が必須ではありません。ヤマト運輸の集荷やコンビニへの持ち込みなど、プリンターがなくても返品できる方法が用意されています。
この記事では、Amazonの返品に必要なバーコードの基礎知識から、印刷なしで返品する方法、返品の条件やルールまで詳しく解説します。
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目次
Amazonの返品に必要なバーコードとは
Amazonで商品を返品する際には、「返品受付ID」と「返品用ラベル」の2種類のバーコードが関係します。それぞれの役割を確認しておきましょう。
| 種類 | 内容 | 用途 |
|---|---|---|
| 返品受付ID | 返品リクエスト送信時に発行されるID バーコード・英数字・商品名・数量が記載 |
返品商品を特定するために使用 |
| 返品用ラベル | 返送先住所とバーコードが記載されたラベル | 返品商品のパッケージに貼付 |
2024年4月時点で、これらのバーコードを印刷することは必須ではありません。プリンターがなくても、後述する方法で返品手続きを進められます。
バーコードを印刷せずに返品する4つの方法
プリンターがない方でも、以下の4つの方法でAmazonの商品を返品できます。いずれの方法も返品用ラベルの印刷は不要です。
| 方法 | 必要なもの | 特徴 |
|---|---|---|
| ヤマト運輸の集荷 | 梱包済みの商品のみ | 自宅で完結・日時指定可能 |
| ヤマト運輸の営業所持ち込み | QRコード・梱包済みの商品 | 営業所の端末で送り状を発行 |
| ファミリーマート持ち込み | QRコード・梱包済みの商品 | 24時間対応・コンビニで手軽 |
| 宅配便ロッカーPUDO | QRコード・梱包済みの商品 | 24時間365日・非対面で完了 |
方法1:ヤマト運輸に集荷を依頼する
最も手軽な方法は、ヤマト運輸に集荷を依頼することです。ドライバーが送り状を持参してくれるため、返品用ラベルを印刷する必要がありません。日時指定もできるので、忙しい方にもおすすめです。
| ステップ | 操作内容 |
|---|---|
| 1 | Amazonの「注文履歴」にアクセス |
| 2 | 返品したい商品が含まれる注文を選択 |
| 3 | 「返品する商品」と「返品の理由」を選択 |
| 4 | 「返送方法を選ぶ」で「ヤマト運輸に集荷を依頼する(返品用伝票の準備不要)」を選択 |
| 5 | 集荷希望日時と集荷先住所を選択 |
| 6 | 「返品手続きを開始」を選択して完了 |
受付完了後、指定した日時にヤマト運輸のドライバーが集荷に来ます。返品する商品を梱包して待ちましょう。
方法2:ヤマト運輸の営業所に持ち込む
ヤマト運輸の営業所に持ち込む方法も、返品用ラベルの印刷が不要です。ただし、QRコードが必要になります。
| ステップ | 操作内容 |
|---|---|
| 1 | 返品手続きで「ヤマト運輸の営業所に持込(送り状印刷不要)」を選択 |
| 2 | 「返送手続きを開始」をクリック |
| 3 | 完了画面の「返品に必要な情報を表示」でQRコードを表示しスクショ |
| 4 | 梱包済みの商品とスマホを持ってヤマト運輸の営業所へ |
| 5 | 店頭の端末「ネコピット」にQRコードをかざして送り状を印刷 |
| 6 | 商品と送り状をスタッフに渡して完了 |
登録メールアドレス宛にもQRコードが記載されたメールが届きます。スクショを忘れた場合はメールを確認しましょう。
方法3:ファミリーマートに持ち込む
ファミリーマートでもQRコードを使って返品手続きができます。24時間営業の店舗なら、いつでも返品できて便利です。
| ステップ | 操作内容 |
|---|---|
| 1 | 返品手続きで「対象の店舗に持込(送り状印刷不要)」を選択 |
| 2 | 「返送手続きを開始」をクリックし、QRコードをスクショ |
| 3 | 梱包済みの商品とスマホを持ってファミリーマートへ |
| 4 | 店内のマルチコピー機で「2次元コードを持っている」を選択 |
| 5 | QRコードを読み取り部分にかざす |
| 6 | 送り先情報を確認し「OK」をタップ |
| 7 | 発券された「申込券」と商品をレジへ持っていく |
| 8 | 送り状を受け取り、外箱に貼ってスタッフに渡して完了 |
方法4:宅配便ロッカー「PUDO」に持ち込む
宅配便ロッカー「PUDO」を利用すれば、24時間365日、非対面で返品手続きを完了できます。駅やスーパー、コンビニなどに設置されており、仕事帰りや買い物のついでに立ち寄れて便利です。
| ステップ | 操作内容 |
|---|---|
| 1 | 返品手続きで「対象の店舗に持込(送り状印刷不要)」を選択し、QRコードを取得 |
| 2 | 梱包済みの商品とスマホを持ってPUDOへ |
| 3 | トップ画面で「発送」を選択 |
| 4 | 画面下の赤く光るスキャナーにQRコードをかざす |
| 5 | 荷物を入れるボックスサイズを選択 |
| 6 | ロッカーの扉が開いたら商品を入れて扉を閉める |
| 7 | 「確認しました」を選択して完了 |
返品受付IDを印刷できない場合の代替手段
返品受付IDのバーコードを印刷できない場合でも、以下の代替手段で返品手続きを進められます。
| 代替手段 | 方法 |
|---|---|
| 「sp」で始まるバーコードを利用 | 商品パッケージに「sp」で始まるバーコードが貼付されていれば、返品受付IDは不要 |
| 返品受付IDを手書きでメモ | バーコード下の英数字(例:ggqb10049RMA)を手書きでメモし、商品に同梱 |
| お届け時の出荷ラベルを利用 | 届いた箱に貼付されている出荷ラベルのバーコードまたはお問い合わせ伝票番号を剥がして同梱 |
| 納品書を利用 | 商品に同梱されていた納品書があれば、返品パッケージに同梱 |
返品受付IDを手書きでメモして同梱するのが最も手軽です。返品リクエスト送信時に表示される英数字をメモ用紙に書いて、返送商品と一緒に入れるだけでOKです。
Amazonで返品できる条件
Amazonで返品するには、いくつかの条件を満たす必要があります。返品手続きを始める前に確認しておきましょう。
条件1:商品到着から30日以内
Amazonでの返品は商品到着後30日以内と定められています。この期限を過ぎると、商品に問題があっても返品は認められません。
条件2:購入者都合の場合は返金額が減額される場合あり
30日以内であっても、購入者都合による返品の場合は商品の状態によって返金額が変わります。
| 商品の状態 | 返金額 |
|---|---|
| 未使用かつ未開封 | 商品代金(税込)の全額 |
| 開封済み | 商品代金(税込)の50% |
「開封済み」とみなされる条件
以下のいずれかに該当する場合、商品は「開封済み」とみなされます。
| 条件 |
|---|
| 商品の包装(箱や袋など)が開けられている・壊れている |
| 一度開封した後、梱包し直した跡がある |
| 保護材が不足し配送中に破損するリスクがある梱包 |
| ラベルや値札が取り外されている |
| ビニール包装が開けられている |
| ケーブルや部品を固定するワイヤーが取り除かれている |
| 商品を使用・試用した跡がある |
条件3:返品・交換ができない商品に該当しない
一部の商品カテゴリは、購入者都合での返品・交換ができません。
| カテゴリ | 具体例 |
|---|---|
| 食品・飲料 | 食品、飲料、お酒、生花、植物 |
| 健康・美容 | 医薬品、化粧品、サプリメント、電動歯ブラシ |
| ホビー・コレクション | トレーディングカード、フィギュア、プラモデル |
| アクセサリー | ピアス、ボディピアス |
| 乗り物 | 自転車、原動機付き自転車、カーバッテリー |
| 電子機器 | Apple製品、一部メーカーのスマートフォン |
| オーダー品 | 受注生産品、特注品、刻字入り商品、サイズお直し品 |
| 決済方法による制限 | 携帯決済・代金引換で注文した商品 |
・Amazonギフトカード
・イベントチケット、サービスチケット、プリペイドカード
・金庫
マーケットプレイス商品の返品条件
マーケットプレイス出品者から購入した商品は、出品者独自の返品ポリシーが適用されます。
| 販売元・発送元 | 返品先 |
|---|---|
| 販売元:Amazon.co.jp | Amazonの返品ポリシーが適用 |
| 販売元:マーケットプレイス出品者 発送元:Amazon |
出品者のポリシーが適用(返品先はAmazon) |
| 販売元・発送元:マーケットプレイス出品者 | 出品者に直接返品(出品者のポリシーが適用) |
Amazonの返品に関するよくある質問
Q. 返品時にバーコードは必ず印刷する必要がある?
A. いいえ、印刷は不要です。
「返品受付ID」は、バーコード下の英数字を手書きでメモしたり、商品に貼付されている「sp」で始まるバーコードで代用できます。
「返品用ラベル」は、ヤマト運輸の集荷や、対象店舗・PUDOでQRコードを読み取ることで発行されるため、自分で印刷する必要はありません。
Q. 着払いで返品してもいい?
A. 商品の状態や返品理由によって異なります。
| ケース |
|---|
| 商品に不良・破損などがある場合 |
| 服・靴・鞄・ファッション小物でAmazonから発送された商品(受注生産品除く) |
| 時計・ジュエリーでAmazonから発送された商品(30万円未満) |
| 「先払い返送」と「着払い返送」の商品を一緒に返送する場合 |
| プライム会員専用の無料試着・返品サービスの商品 |
| ケース |
|---|
| 購入者都合の返品(誤発注、イメージ違い、サイズが合わないなど) |
| マーケットプレイス出品者の商品(出品者のルールに従う) |
| 受注生産の服・靴・鞄・ファッション小物 |
元払いで返品すべき商品を着払いで返送した場合、返金額から返送料が差し引かれます。また、Amazonが返送料を負担する「着払い」に対応しているのは、ヤマト運輸・日本郵便・佐川急便の3社のみです。
まとめ|Amazonの返品はバーコード印刷なしでも簡単にできる
Amazonの返品は、プリンターがなくてもさまざまな方法で手続きできます。ヤマト運輸の集荷やファミリーマート、PUDOへの持ち込みなど、ご自身の状況に合った方法を選びましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| バーコード印刷 | 必須ではない(2024年4月時点) |
| 印刷不要の返品方法 | ヤマト運輸集荷・営業所持ち込み・ファミマ・PUDO |
| 返品受付IDの代替 | 手書きメモ・spバーコード・出荷ラベル・納品書 |
| 返品期限 | 商品到着後30日以内 |
| 着払い対応 | 商品不良や一部カテゴリのみ(購入者都合は元払い) |
返品に必要な手続きを理解しておけば、いざという時にも慌てずに対応できます。ぜひこの記事を参考に、状況に合った最適な返品方法を選んでください。