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Amazon偽の詐欺メールにご用心!本物か偽物かの見分け方5

Amazon情報班 発行責任者


「Amazonプライムの会費が滞納されています」「アカウントが停止されます」——このようなメールが届いたら、誰でも焦ってしまいますよね。

しかし、こうしたメールの大半はAmazonを装ったフィッシング詐欺です。Amazonの利用者が増加するにつれ、Amazonを騙った詐欺メールも急増しており、その手口は年々巧妙化しています。

本記事では、Amazonを装った詐欺メールの最新手口と見分け方から、本物かどうかの確認方法万が一個人情報を入力してしまった場合の緊急対処法まで詳しく解説します。怪しいメールが届いたら、この記事を読み終えるまで絶対にリンクをクリックしないでください

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目次

【注意喚起】Amazonを騙った詐欺メールが急増中

心当たりのない会社やサービスからの迷惑メールを受け取った経験がある方は多いのではないでしょうか。中でも特に多いのが、利用者数の多いAmazonを騙った詐欺メールです。

詐欺師がAmazonを騙る理由は明確です。日本国内でのAmazon利用者は数千万人規模であり、「いつも使っているAmazonからのメールだ」と思わせることで、メールを開封させやすくなるからです。

フィッシング詐欺とは

フィッシング詐欺とは、Amazonなどの有名企業になりすまし、偽のWebサイトに誘導してクレジットカード情報やアカウント情報を盗み取る手口です。EメールだけでなくSMS(ショートメッセージ)で送られてくることもあります。

フィッシング詐欺で狙われる情報
狙われる情報 悪用される内容
Amazonアカウント情報(ID・パスワード) アカウント乗っ取り、不正購入、個人情報の窃取
クレジットカード情報 不正利用による金銭被害
銀行口座情報 不正送金
個人情報(住所・電話番号・氏名) なりすまし、他の詐欺への悪用
メールアドレスはどこから漏れている?
「なぜ自分のメールアドレスが知られているのか」と疑問に思うかもしれませんが、迷惑メールに使われるアドレスは、Amazonとは全く関係のないサービスから流出したり、メールアドレスを自動生成するツールで作成されたりしています。Amazonを利用したことがない人にも詐欺メールが届く可能性は十分にあります

特にプライム会費・支払い関連の詐欺メールが多い

Amazonを騙る詐欺メールの中でも、特に多いのが以下のカテゴリーです。

詐欺メールで多いテーマ
カテゴリー よくある件名の例 狙い
プライム会費関連 「プライム会費のお支払いに問題があります」「プライム会員資格が停止されます」 プライム特典を失う不安を煽る
支払い関連 「お支払い方法を更新してください」「クレジットカードの有効期限が切れています」 カード情報を入力させる
アカウント関連 「アカウントが停止されます」「不正アクセスを検知しました」 ログイン情報を入力させる
注文関連 「ご注文の確認」「配送状況のお知らせ」 身に覚えのない注文で不安にさせる

【要注意】詐欺メールの手口が巧妙化している

以前の詐欺メールは、日本語がおかしかったり「Amazon」のスペルが間違っていたりと、一目で偽物とわかるものが多くありました。しかし、最近の詐欺メールは非常に巧妙化しており、見分けるのが難しくなっています。

巧妙化した詐欺メールの特徴

最近の詐欺メールの特徴
特徴 詳細
公式ロゴの無断使用 Amazonの公式ロゴを無許可で使用し、本物に見せかける
自然な日本語 Amazon公式サイトから文章をコピーして使用し、違和感のない文章に
タイミングを狙った送信 プライム会費の改定や大型セールなど、実際のイベントに合わせて送信
本物のメールの改ざん Amazonから実際に配信されたメールを元に、リンク先だけ詐欺サイトに変更
送信元アドレスの偽装 表示名を「Amazon.co.jp」に偽装し、本物に見せかける

事例①:プライム会費変更のタイミングを狙った詐欺

2023年8月にAmazonプライムの会費が値上げされた際(月額500円→600円、年額4,900円→5,900円)、このタイミングを狙った詐欺メールが大量に発生しました。

「プライム会費変更のお知らせ」という件名で、「こちらから会員情報をご確認ください」と偽サイトへ誘導する手口です。実際にプライム会員の方は「本当にAmazonからのお知らせかも」と思ってしまいやすいため、特に注意が必要です。

事例②:本物のAmazonメールを改ざんした詐欺

さらに悪質な手口として、Amazonから実際に配信された正規のメールを改ざんしたものも増えています。本物のメールをベースにしているため、文面に違和感がなく、見分けるのが非常に困難です。

詐欺メールの典型的な文面例

件名:【重要】プライム会費変更について

Amazonプライム会費の価格変更につきまして、大事なお知らせがございます。
更新の継続手続きや現在のご契約内容をチェックしていただくため、以下のリンクより会員情報をご確認ください。

「こちらより確認」(偽サイトへのリンク)

引き続き、Amazonをよろしくお願い致します。

Amazonからの正規メールの特徴
Amazon公式サイトには「お客様の個人情報をEメールで送っていただくようお願いすることは決してありません」と明記されています。本物のAmazonからのメールは、受け取った側が何かアクションをする必要がない場合がほとんどです。リンクをクリックさせて情報入力を求めるメールは、詐欺の可能性が非常に高いと考えてください。

よくある詐欺メールのパターンと例文

Amazonを騙った詐欺メールには、いくつかの典型的なパターンがあります。具体的な例文とともに、どこが怪しいのかを解説します。

パターン①:未納料金があると請求する内容

「お支払いに問題があります」「料金が未払いです」といった内容で、支払い情報の入力を求めるパターンです。

詐欺メールの例文

件名:お支払い情報を更新してください

お支払方法に問題があり、プライムのサービスをご利用いただけない状況です。1日以内にAmazonからのお支払いが確認されない限り、こちらから(リンク)ほかのお支払い手続きを更新してください。

怪しいポイント:
・日本語が不自然(「1日以内にAmazonからのお支払いが確認されない限り」という表現)
・「1日以内」と極端に短い期限を設定して焦らせている
・リンクをクリックさせようとしている

パターン②:登録情報・支払い情報の更新依頼

「アカウント認証が必要です」「情報を更新してください」といった内容で、個人情報の入力を求めるパターンです。

詐欺メールの例文

件名:お客様のアカウント認証に関する重要なお知らせ

このメールを24時間以内に認証を確認してください。そうしない場合お客様のアカウントは一時的に凍結される可能性があります。

確認はこちら(リンク)

怪しいポイント:
・「このメールを24時間以内に認証を確認してください」という不自然な日本語
・「24時間以内」と短い期限で焦らせている
・「アカウント凍結」で脅している

パターン③:プライム会員資格の停止を騙る内容

「プライム会員資格が停止されます」「会費の支払いが確認できません」といった内容で、プライム特典を失う不安を煽るパターンです。

詐欺メールの例文

件名:プライム会員のお支払い方法に問題があります

支払い方法に問題があり、会費の支払いが完了していません。期限内に支払わない場合、プライム会員資格を停止いたします。至急、下記リンクよりお手続きください。

怪しいポイント:
・「期限内」と曖昧な表現で焦らせている
・「プライム会員資格停止」で脅している
・リンクから手続きさせようとしている

詐欺メールに共通する特徴
特徴 詳細
短い期限設定 「24時間以内」「1日以内」「至急」など、考える時間を与えない
脅迫的な内容 「アカウント停止」「利用制限」「法的措置」などで脅す
リンクへの誘導 「こちらをクリック」「確認はこちら」などでリンクを踏ませる
不自然な日本語 文法がおかしい、句読点の使い方が変、敬語が不自然など
具体性の欠如 注文番号や具体的な金額が記載されていない

詐欺メールの見分け方と確認方法

怪しいメールが届いた場合、本物かどうかを確認する方法を知っておきましょう。以下の方法で判断できます。

方法①:メッセージセンターで確認する(最も確実)

Amazonが送信したメールは、すべて「メッセージセンター」に記録されています。メッセージセンターに同じ内容のメールがなければ、ほぼ100%偽物と判断できます。

メッセージセンターの確認手順

1. メール内のリンクは使わず、Amazon公式サイトまたはアプリに直接アクセス
2. ログイン後、「アカウント&リスト」→「アカウントサービス」を開く
3. 「メッセージセンター」を選択
4. 受信トレイに届いたメールと同じ内容があるか確認

メッセージセンターにないメールは偽物
メッセージセンターにはAmazonからのすべてのメールが記録されています。注文確認、配送状況、プライム会員に関するお知らせなど、Amazonが送信した正規のメールはここで確認できます。

方法②:プライム会員の資格情報を確認する

プライム会費に関するメールが届いた場合は、実際の会員情報を確認しましょう。

プライム会員情報の確認手順

1. Amazon公式サイトまたはアプリにログイン
2. 「アカウント&リスト」→「Amazonプライム会員情報」を開く
3. 会員タイプ、次回更新日、支払い方法などを確認

プライム会員は自動継続のため、Amazonから継続の意思確認を求めるメールが届くことはありません。意思確認を取ろうとするメールは詐欺と判断してよいでしょう。

方法③:注文履歴を確認する

支払いに関するメールが届いた場合は、注文履歴を確認しましょう。

本当に支払いに問題がある場合は、注文履歴に「お支払い方法の変更」という表示が出ています。メールからではなく、必ずAmazon公式サイトの注文履歴から確認してください。

方法④:送信元のメールアドレスを確認する

メールの送信元アドレスを確認することで、詐欺かどうかを判断できる場合があります。

Amazon公式のメールドメイン一覧
ドメイン 用途
amazon.co.jp 一般的な通知
amazon.jp 一般的な通知
amazon.com 海外関連の通知
email.amazon.com マーケティングメール
marketplace.amazon.co.jp マーケットプレイス関連
gc.email.amazon.co.jp ギフトカード関連
payments.amazon.co.jp 支払い関連
送信元アドレスの偽装に注意
詐欺メールの中には、表示名を「Amazon.co.jp」に偽装しているものもあります。表示名ではなく、実際のメールアドレス(@以降のドメイン)を必ず確認してください。また、「amazon-support.xyz」のように公式に似せた偽ドメインにも注意が必要です。送信元アドレスだけでは100%の判断はできないため、メッセージセンターでの確認が最も確実です。

プライム会費メールはプライム非会員なら無視でOK?

「自分はプライム会員ではないから、プライム会費に関するメールは無視して大丈夫」と思うかもしれません。基本的にはその通りですが、自分では気づかずにプライム会員になっているケースも報告されているため、念のため確認しておくことをおすすめします。

意図せずプライム会員になっているケース

知らないうちにプライム会員になる原因
原因 詳細 対処法
無料体験の自動更新 30日間の無料体験後、自動で有料会員に移行 プライム会員情報から解約手続き
注文オプションでの登録 「プライム会員なら配送料無料」を選択して会員登録 プライム会員情報から解約手続き
家族の操作 家族が同じアカウントで無料体験に登録 家族に確認、プライム会員情報をチェック

プライム会員かどうかの確認方法

1. Amazon公式サイトまたはアプリにログイン
2. 「アカウント&リスト」→「Amazonプライム会員情報」を開く
3. プライム会員であれば、会員タイプや次回更新日が表示される

詐欺メールに個人情報を入力してしまった場合の対処法

万が一、詐欺メールのリンクから偽サイトにアクセスし、個人情報やカード情報を入力してしまった場合は、すぐに以下の対応を行ってください。対応が遅れると被害が拡大する可能性があります。

情報入力後の緊急対応フロー
優先度 対応内容 詳細
最優先 Amazonパスワードの変更 パスワードアシスタントから即座に変更
最優先 二段階認証の設定 ログインとセキュリティから設定
最優先 クレジットカード会社への連絡 カードの利用停止・再発行を依頼
重要 Amazonカスタマーサービスへ報告 被害状況を報告し、対応を相談
必要に応じて 警察への相談 サイバー犯罪相談窓口に連絡

①Amazonのパスワードを今すぐ変更する

詐欺サイトでAmazonのアカウント情報を入力してしまった場合は、すぐにパスワードを変更してください。

パスワード変更の手順

1. Amazon公式サイトにログイン
2. 「アカウント&リスト」→「アカウントサービス」を開く
3. 「ログインとセキュリティ」を選択
4. 「パスワード」の「編集」をクリックして新しいパスワードを設定

②二段階認証を設定する

パスワード変更後は、二段階認証を必ず設定してください。二段階認証を有効にすると、ログイン時にパスワードに加えてスマホに届く認証コードの入力が必要になり、万が一パスワードが漏洩しても不正ログインを防げます。

③クレジットカード会社に連絡する

クレジットカード情報を入力してしまった場合は、すぐにカード会社に連絡してください。連絡することで、以下の対応をしてもらえます。

カードの一時利用停止
カードの再発行
不正利用の調査

④Amazonカスタマーサービスに報告する

パスワードの変更やカードの利用停止が完了したら、Amazonカスタマーサービスにも報告しましょう。詐欺メールの情報を伝えることで、他のユーザーの被害防止にも貢献できます。

よくある質問(FAQ)

Q. 詐欺メールを開いただけでウイルスに感染しますか?

A. メールを開いただけでウイルスに感染する可能性は非常に低いです。問題は、メール内のリンクをクリックしたり、添付ファイルを開いたり、偽サイトに情報を入力したりすることです。怪しいメールはすぐに閉じて削除してください。

Q. リンクをクリックしてしまいましたが、情報は入力していません。大丈夫ですか?

A. 情報を入力していなければ、被害が発生している可能性は低いです。ただし、念のためパスワードを変更し、二段階認証を設定しておくことをおすすめします。また、セキュリティソフトでウイルススキャンを実行しておくと安心です。

Q. Amazonを利用していないのに詐欺メールが届くのはなぜですか?

A. 詐欺メールはAmazonとは関係なく、無差別に送信されています。メールアドレスは、別のサービスから流出したり、自動生成ツールで作成されたりしています。Amazonを利用していなくても詐欺メールが届くことは珍しくありません。

Q. 詐欺メールを報告するとどうなりますか?

A. Amazonに詐欺メールを報告すると、同様の詐欺メールの検知・ブロックに活用されます。他のユーザーの被害防止に貢献できるため、詐欺メールを受け取った場合は積極的に報告しましょう。報告先は「stop-spoofing@amazon.com」です。

Q. SMSで届くAmazonからのメッセージも詐欺ですか?

A. SMS(ショートメッセージ)でも詐欺メッセージが届くことがあります。Amazonは配送通知や認証コードの送信にSMSを使用することがありますが、支払い情報の入力や、リンクをクリックして個人情報を入力するよう求めることはありません。不審なSMSも詐欺の可能性が高いです。

Q. 詐欺サイトに情報を入力してしまいましたが、今のところ被害はありません。大丈夫でしょうか?

A. 今被害がなくても、今後悪用される可能性があります。入力した情報は犯罪者の手に渡っているため、必ずパスワードの変更、カード会社への連絡、二段階認証の設定を行ってください。被害を未然に防ぐための対策を怠らないようにしましょう。

まとめ|詐欺メールは冷静に見極めよう

Amazonを装った詐欺メールの見分け方と対処法をまとめました。

この記事のポイント
項目 内容
詐欺メールの特徴 短い期限設定、脅迫的な内容、リンクへの誘導、不自然な日本語
最も確実な確認方法 メッセージセンターに同じメールがあるか確認(なければ詐欺)
基本原則 メール内のリンクは使わず、Amazon公式サイト・アプリから直接確認
情報を入力してしまった場合 すぐにパスワード変更、二段階認証設定、カード会社への連絡
日常の対策 二段階認証の設定、定期的なパスワード変更、不審メールの報告

Amazonを騙る詐欺メールは、送られてきただけでは大きな問題はありません。しかし、メールに返信したり、リンク先で情報を入力したりすると、個人情報やクレジットカード情報を盗まれる危険性があります。

怪しいメールが届いたら、リンクをクリックせず、必ずAmazon公式サイトやアプリから直接確認するようにしてください。また、二段階認証を設定しておくことで、万が一パスワードが漏洩しても被害を最小限に抑えることができます。

詐欺の手口は年々巧妙化していますが、「メール内のリンクは踏まない」「公式サイトで確認する」という基本を守れば、被害を防ぐことができます。この記事の内容を家族や友人とも共有し、詐欺被害の防止に役立ててください。