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自衛隊性被害「郡山駐屯地」隊員特定…五ノ井里奈さん以外の告発も?

発行責任者 (K.ono)

 元自衛官だった22歳の女性・五ノ井里奈さんがYouTubeで「性被害」情報を拡散したのが、6月29日でした。

壮絶なセクハラ

 隊員58人中、女性隊員は5人という陸上自衛隊のとある部隊に所属し、そこで壮絶なセクハラを受けたことを告白。検察庁に被害届けを出しましたが「目撃者全員が見ていないと証言する中、あなたの話だけでは信用できない」と一蹴されたことなどを語っています。

 さらに、新たな情報としてその部隊が福島県にある『郡山駐屯地』のとある部隊だということも明かしています。当時五ノ井さんは「セクハラの主犯格は三曹という役食付きの人だったが、一曹や二曹からも被害を受けた」としています。

 普段はもちろん、山岳地や泊まり込みの訓練でもセクハラを受けてきたと語る五ノ井さん。

 今回の告白で駐屯地や役職なども出ましたが、これによって一定の「特定」がネットでなされる可能性もあるでしょう。

他の女性たちが告発をすれば

「個人を特定したり名前を晒すことはできないようですが、それだと部隊全員に嫌疑がかかることにもなります。無関係な隊員も疑われることになりますから、それでいいんでしょうか……。

また、セクハラを受けたのは五ノ井さんだけではなく、他の女性隊員もたくさん被害者がいたそうです。五ノ井さんに続いて他の女性たちが告発をすれば、さらに大きなうねりになる可能性はあるのではないでしょうか」(メディア関係者)

 まだ五ノ井さんの一方的な告白、という扱いですが、郡山駐屯地は「今回の件の再調査を行っている」とのこと。しっかり情報が出される日は来るのでしょうか。
(文/堂島俊雄)