時事

「大型犬と赤ちゃんの写真」に批判殺到…菌や万が一の危険を考えるべきか

発行責任者 (K.ono)

 一部で報じられた、大型犬のグレート・ピレニーズを人間の赤ん坊が「ベッド」にしている写真。

「シュシュちゃん」赤ちゃんの写真

 大型犬の「シュシュちゃん」と生後一か月の赤ちゃんの写真は複数あり、ネット上で話題に。「シン・もののけ姫?」「夢のベッド」などと言われ、反響を呼んでいます。シュシュちゃんは赤ん坊を自分の子どものように心配しているそうです。

 ただ、写真にはネガティブな声が多いのも事実です。「普段は赤ちゃんを守るべき存在と認識してても、ちょっとしたことで力のコントロールを失うかもしれない ペット、赤ちゃんどちらを守る意味でも、過度な接触は控えた方がいい」「どんなに大人しい犬でも私は万が一のことを考える」「最近このような写真がインスタでも多数投稿されていますが、とても危険でやめてほしい」「適度な距離感を持って動物と子供が過ごすことは、子供に非常に良い効果をもたらすことは科学的に証明されている。過度に接すると動物にとってストレスになる場合がある」「この写真は一体誰が求めてるのかいつも謎」など、厳しい意見が多くなっています。

 犬が頭のいい動物であることは否定しませんが、言葉が通じるわけではなく、ふとした拍子に「攻撃対象」になる可能性は誰にも否定できません。

『躾をちゃんとしていれば大丈夫』?

 また、今回の写真は、本当に赤ん坊が犬に寄り添った、もしくは逆に犬が寄り添ったものなのか。飼い主がその場に赤ん坊を置いたというのがリアルで、それであれば飼い主のエゴ以外の何物でもないのでは、との声もあります。

「単純にダニなど菌の心配もありますよね。いくら清潔にしていても動物ですので……犬を飼っている人であれば『躾をちゃんとしていれば、このくらいなら大丈夫』と同調する声もありますが、飼っていない人からすれば心配の声が出るのも自然です。

少なくともインスタグラム等でこうした写真を出すことの意味合いは『?』です」(web関連の記者)

 バズりやすそうだとは思いますが……。
(文/堂島俊雄)