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ゆたぼん「乗っ取り真相」不登校やめる発言の裏にYouTuber事情も?

発行責任者 (K.ono)

 不登校YouTuberで知られる「ゆたぼん」が「不登校をやめる」宣言をした。

僕は生まれ変わりましたのやで!

 ゆたぼんは義務教育を否定し「人生は冒険だ」として学校に通わずYouTuberとして活動してきた。多くの著名人やタレントとも交流し、その知名度は大きく何度も賛否の分かれる発言で炎上している。

 そんなゆたぼんが3日「今日から僕は生まれ変わりましたのやで!これから毎日休まずに学校に行って、宿題もやるのやで!人生は冒険やなくて、安定なのやで!さぁ学校へ行って人生は勉強や!」とツイート。Twitterの名前も「少年革命家ゆたぼん@学校へ行こう」となっている。

 いきなりの180度変更に世間も困惑。「アカウント乗っ取られたの」「頭でも打ったのか」「中2まで不登校でも中3から毎日登校して、頑張って勉強し結果を出せば、多くの子供や不登校児の親の希望になる」などさまざまな意見が出ている。

 これが“釣り”なのか“本気”なのかは定かではないが、本気だった場合「大人としての成長が始まった」「いいことだと思います。勉強は学生の本分なので頑張ってください」など好意的な意見も決して少なくはない。

 また、YouTubeや広告に詳しい記者は、別の見解も出している。

チャンネルとしても新たな価値が

「YouTuberの多くが収益が頭打ちの状況ですからね。ゆたぼんはある意味過激なチャンネルではあるので、今のGoogleのルールだと広告掲載がされづらいかもしれません。

ずっと不登校だった有名人が学校に行くというのは話題性がありますし、チャンネルとしても新たな価値が出ます。それなりに戦略はあると思いますよ。

一方で今回のツイートの関西弁が不自然ということで、本当に乗っ取りもあるかもしれません」

 昨今のYouTuberの苦しい懐事情も関係しているのかもしれないが、今後新たなゆたぼんとして注目されることは必至だ。

「義務教育を否定し続けた子どもがどうなるのか」というモデルの意味でも注目されていたゆたぼんだが、その“社会実験”もこれで見納めということになるのだろうか。
(文/堂島敏雄)