7日、4億2000万円を着服した業務上横領の疑いで、投資・コンサルタント会社「トライベイキャピタル」の代表取締役、三浦清志容疑者が東京地検特捜部に逮捕された。
メディアから姿を消す
容疑者は国際政治学者の三浦瑠麗氏の夫であり、瑠麗氏が数多くのメディア出演をしている点からも注目されていた。瑠麗氏は代表を務めるシンクタンク「山猫総合研究所」公式サイトで「一部報道におきまして、私の夫である三浦清志が逮捕されたという事実を知りました」「家族として夫を支えながら推移を見守りたいと思います」とコメントしたが……。
すでにメイン出演の『めざまし8』(フジテレビ系)に関しても、今回の逮捕で「事実上の降板」が報じられており、今後はメディアから姿を消すことは確実視されている。自身の豪勢な生活ぶりを周囲には隠すつもりもなかったようだが、その裏には夫の疑惑の行動があったようだ。
経済・政治コメンテーターは数多く「学者」を名乗る人物がメディア界隈では少なくないが、以前からこうした人々の存在意義などは疑問視されていた。瑠麗氏はその中心の一人であり、アンチも相当数いたことは間違いない。
学者という肩書や専門分野で優れている点がフォーカスされ、その印象に全体像が引っ張られる「ハロー効果」の代表例といえるかもしれないが、とある人物にも同様の注目が集まった。
『男版三浦瑠麗とか言われる』
「経済学者でイェール大学助教の成田悠輔さんですね。独特な雰囲気とトーク力から人気の経済コメンテーターとしてタレントとしても活躍しています。
成田さんは『老人は集団自決すべき』との過去の発言が最近炎上、さらに『助教と助教授は違うのでは』など物議を醸す機会も少なくありません。本人も『男版三浦瑠麗とか言われる』と苦笑していました。
しかし、成田さんは東京大学経済学部では、極めて優れた卒業論文を作成した学生に対して贈られる『大内兵衛賞』を受賞するなど、アカデミックな世界で結果を残しています。タレント活動をなぜやっているのか、という疑問はありつつ、バックボーンは他の学者コメンテーターとは異なりますね。妙なスキャンダルでもない限りは問題ないでしょうね」(メディアライター)
終了が決まっている『日経テレ東大学』のMCでも人気の成田氏。特に問題はない?
(文/堂島敏雄)