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ソダシ「吉田隼人安田記念騎乗」より気になる日本ダービー・フリームファクシの「暗躍」藤田伸二ブチギレも無問題

発行責任者 (K.ono)

 14日に開催されたヴィクトリアマイルで2着に敗れた白毛の牝馬ソダシ

6月4日の安田記念を予定

 昨年の女王として連覇に挑み、D.レーン騎手と新コンビを組んで臨んだレース。結果は積極的な競馬で2着こそ確保したが、理想的なレースを展開したソングラインにはわずかに及ばなかった。スタート後に斜行をし2番人気ナミュールの進路を妨害したとして過怠金5万円が科せられたが、レーン騎手と騎乗でマイナスポイントはそのくらいのものだったはずだ。

 次走は6月4日の安田記念を予定しているソダシ。しかし、現状ジョッキーは決定していない。この点がファンの間でも大いに議論になっている。

 ソダシは前述のヴィクトリアマイルまでデビューから14戦連続で吉田隼人騎手でレースに臨んでいた。そんな中でのレーン騎手への乗り替わりに疑問の声が多かったのも事実だ。昨年の府中牝馬S2着、マイルCS3着とここに至るまでの道のりは特段悪いというわけでもなかっただけに……。

 安田記念に関してレーン騎手はすでに昨年のマイルCS王者であるセリフォスへの騎乗が決まっている。鞍上が宙に浮いているというわけだが「吉田隼人に戻す」という話は聞こえてこない。

 さまざまなウワサも出ているが、競馬界隈に詳しい記者の意見を聞いた。

『安田記念では吉田隼人騎手に戻るのでは』

「金子真人オーナーや須貝厩舎に嫌われたのでは、という説もありますが、それはないでしょう。同オーナー・同厩で今年のきさらぎ賞を制し、日本ダービーに出走予定のフリームファクシの一週前追い切りに隼人騎手が騎乗し、本番も騎乗予定ですからね。こうした状況を考えても『安田記念では吉田隼人騎手に戻るのでは』との見方も強くあります。

ただ、先日の乗り替わり自体が『解せない』という声はやはり多い状況です。元JRA騎手の藤田伸二さんもTwitterで『何がアカン? 理解に苦しむ… 隼人に戻る事があってもプライドにかけて二度と乗ったらアカン!』と怒りを示していました。当人たちの関係性は悪くないようですが……。

いずれにせよソダシに再騎乗する可能性は充分にあること、騎乗しない場合は何某かの合理的な理由があるという状態です。もしかしたら、隼人騎手に日本ダービーに集中してほしいオーナーサイドの“親心”もあるかもしれません」

 ソダシだけでなく、金子オーナーのポタジェもG1馬に導いてきた吉田隼人騎手。それだけに最近の「推しジョッキー」であるのは間違いなさそうだ。

 追い切りの動きは上々だというフリームファクシ。まずはソダシの動向より日本ダービーに注目か。
(文/吉岡誠二)