21日のオークス(G1)は川田将雅騎乗のリバティアイランドが圧勝。牝馬二冠を達成した。2着はハーパー、3着はドゥーラだった。
今後は三冠に向かうのか
レースでは中団やや前目につけたリバティアイランド、道中折り合いを欠く場面もあったが、最後の直線では持ったまま軽く抜け出し、あとは突き放す一方だった。
これで「3歳牝最強」を証明したリバティアイランドだが、全世代の中でもその実力はトップクラスだろう。今後は三冠に向かうのか、それとも牡馬との戦いに場を移すのかも注目される。
そして、中内田充正厩舎としても「2200m以上のG1で初勝利」とジンクスを打ち破ることに成功した。
「これほどまでに強いのか!」
また、同レースでフジテレビの実況アナウンサーがリバティアイランドの入線後「これほどまでに強いのか!」と叫んだが、これは2015年に父ドゥラメンテが皐月賞を信じがたい末脚で勝利した際の実況のセリフでもある。
父娘ともに「異次元」の強さをクラシックで見せた。イクイノックスら古馬牡馬とも戦う機会がそのうち訪れるかもしれない。それを楽しみ待ちたいところだ。
(文/堂島俊雄)