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JRA最強種牡馬キタサンブラックの「弟」1億円で募集…ユニオンオーナーズクラブの計略と「半信半疑」

発行責任者 (K.ono)

 今年の皐月賞を制し、日本ダービーでも2着に入ったソールオリエンス

父キタサンブラック

 皐月賞では外から強烈な末脚を見せつけ勝利。そのパフォーマンスから日本ダービーでも1倍台に推された。結果は2着だったが、世代トップクラスの実力を見せたことに変わりはない。今後の活躍に期待する声が多いのも当然だ。

 また、ソールオリエンス以上に競馬ファンを驚かせているのが、その父キタサンブラックだ。

 キタサンブラックは2018年に種牡馬入りし、種付け料500万円でスタートと、七冠馬としては大人しめな金額だった。長距離を得意とし晩成型だったことが、現在のトレンドに見合っていなかった点が大きい。

 その後も300万円~400万円の種付け料と高い評価を得たわけではなかったが、2021年の初年度産駒で状況が一変する。イクイノックスが東スポ2歳Sを勝利してさっそく初重賞制覇を飾ると、同馬は2022年の天皇賞・秋、有馬記念を制し年度代表馬までのし上がった。さらには今年のドバイシーマクラシックも勝利と現役最強の名を欲しいままにしている。その上でのソールオリエンスなのだから、ファンや関係者が驚くのも無理からぬところだ。他にも日本ダービーで2番人気ながら亡くなってしまった青葉賞馬スキルヴィングやオークス出走のラヴェルも同産駒である。

 仕上がりの早さ、そしてその成長力から2023年の種付け料は1000万円と倍増。ディープインパクト亡き後の覇権争いに完全に加わった形だ。

 そうなると、やはり“周囲”の動きも活発になる。ある一口馬主クラブが29日、キタサンブラックがらみの「募集」を開始した。

『シュガーハート2022』

「ユニオンオーナーズクラブが、キタサンブラックの『弟』の追加募集を発表しました。『シュガーハート2022』です。父は2017年の日本ダービー馬レイデオロ、母はキタサンブラックの母シュガーハートです。募集価格は1億円で1000口とのこと。

栗東・清水久詞厩舎予定、ヤナガワ牧場生産という点もキタサンブラックと同じですし、同クラブとしても今年の目玉として過去最高額をつけました。キタサンブラック産駒が盛り上がっている今が好機、と考えたのかもしれませんね。

競馬ファンの間でも話題で『レイデオロってどうなんだろう』『キタサンブラック以外はあまり走ってないからな』と半信半疑の様子。キタサンブラック自体が突然変異というか相当特別な存在でしたので、鵜呑みにして買う一口馬主がいるのか疑問の声もあるようです。いずれにせよ、今後注目はされそうですね」(競馬誌記者)

 産駒は話題だが、兄弟も、となるのだろうか。
(文/堂島俊雄)