俳優の佐藤健さんと女優の長澤まさみさんの「ラブラブデート」を「フライデーデジタル」（講談社）が報じています。
「本当に付き合っているのではないか」が出る理由
「ラブラブデート」といっても、2人がW主演する映画の撮影現場での一コマだったようです。記事には「この″ビッグカップル″がスクリーンの外に飛び出して、リアル世界でもデートしてくれることを願わずにはいられない」としていますが、単なる記者の願望のようです。
一方で、メディアやSNSなどでこうした“ムード”が蔓延すると、今回の2人の報道であれば「本当に付き合っているのではないか」というような声やウワサも出てくるというものです。
特に佐藤健さんはこれまでも共演してきた女優さんと何度となく熱愛疑惑が持たれてきました。有村架純さん、綾瀬はるかさん、上白石萌音さんなど、単に共演しただけで次々と恋愛のウワサが立っています。実際にはどれも決定的な場面もなく、ウワサのまま時が流れていくだけなのですが……。
妄想が現実になった「アノ2人」
「佐藤さんは同世代ではNo.1とも言える人気イケメン俳優ですし、恋のウワサを流すとweb記事のアクセスの反応がいいので、大手メディアもついつい熱愛疑惑等を出してしまうのかもしれません。
こうした『実は交際しているのではないか』というムードはどんどん話に肉付けがなされて、ぱっと見リアリティのあるものまで昇華されてしまう場合も少なくありません。週刊誌の読者やネットユーザーは本当のところは知らないですから、妄想は膨らむ一方。その妄想が今はSNSに広まってしまうわけですからね。
ただ、妄想していたら実際に交際して結婚した例もあります。昨年は星野源さんと新垣結衣さんが結婚しましたが、2人は以前のドラマ共演から長らく交際疑惑が出ていました。ファンの想像や『こうあってほしい』という願望が現実のものとなった例ですね。
実際のところ妄想のほとんどは現実化せず時に当事者に迷惑をかける場合もありますが、これもまた現代の芸能の楽しみ方とは言えるのかもしれません」（矢代陣・webメディア記者）
さらされる側はたまったものではないでしょうが、これがいわゆる「有名税」というやつなのでしょうか……。
（文／田中陽太郎）
宮城県出身。エンタメ・娯楽関連のwebメディア編集、運営を経て、2020年にミツイグラフ株式会社を設立し、メディア運用や投資でスタッフ2名ながら2年間で1億円以上の営業利益を達成。現在は会社経営ならびにwebメディア「Flat Plat」発行責任者として活動。北海道在住の愛犬家（小型に限る）。