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元JRA藤田伸二氏「リバティアイランド5番!」オークス大興奮の理由…過去の「名騎乗」と、記者が語る「気になる“ラストクロップ”」

発行責任者 (K.ono)

 21日に開催される3歳牝馬の頂上決戦・オークス(G1)。

リバティアイランドの二冠1点

 今年の注目は何といっても桜花賞馬リバティアイランドの二冠1点に絞られていると言っていい。すでにG1を強烈な末脚で連勝しており、相手関係を考えても「疑いようがない」といった声も聞こえてくる。

 競馬の“プロ”もその考えは同じのようだ。元JRA騎手の藤田伸二氏も自身のTwitterで「オークス!リバティ最高枠!5番!!!」と興奮気味にコメントしている。

 藤田氏は過去にフサイチコンコルドやシルクジャスティスなど数多くの名馬でG1を制覇。クリーンな騎乗と裏腹の強気な発言を身上にしており、多くのファンを獲得した人気ジョッキーだった。現在もコメンテーターとして忖度のない発言が人気を呼んでいる。

 そんな藤田氏もリバティアイランドの動向は気になるようだが、ここまでこの枠に興奮しているのには訳がある。同じツイートで「俺がシルクプリマドンナで勝った縁起の良い枠!2完達成かな(原文ママ)」と発言しているのだ。

 シルクプリマドンナと藤田氏は2000年、報知杯4歳牝馬特別(当時G2)で初コンビを組み2着、その後の桜花賞を3着し、オークスではリバティアイランドと同じ「3枠5番」に入り、中団前目から最速上がりを繰り出して1番人気に応える勝利。見事G1ホースに導いた。

 その後勝利することはできなかったが、大部分のレースで藤田氏が騎乗しているということもあって、思い出深い馬なのは間違いないだろう。だからこそのツイートと言える。

 現場の記者も、リバティアイランドにはなかなか逆らえないだろうと語る。

ディープインパクト“ラストクロップ”

「今年のオークスはリバティアイランド一色ですが、それも仕方ありません。牡馬も含めてもパフォーマンスが桁違いですし、ダービーに行っても、という馬ですから。

他に気になる馬がいるとしたら、ディープインパクト“ラストクロップ”の1頭であるライトクオンタムですね。桜花賞では完敗でしたが、今回も1枠2番に入りましたので、積極的な競馬ができればと思います。武豊騎手からの乗り替わりで田辺裕信騎手なのも気になるところ。といっても、リバティアイランドを脅かすほどではないかもしれませんが」

 藤田氏も記者も、そしてファンもリバティアイランドに釘付けだ。
(文/吉岡誠二郎)