先日、ジャニー喜多川氏からの性加害を告発し、世間から大きな注目を浴びたカウアン・オカモト氏。
橋田康氏が日本外国特派員協会で会見を行い
カウアン氏は「多くの被害者がいる」とも語っており、その後別の元ジャニーズJr.らも被害を告白。メディア、世間を揺るがす大スキャンダルに拡大した印象だ。
そんな中、同じく元ジャニーズJr.の橋田康氏が日本外国特派員協会で会見を行い、自身の性加害について顔出しで告白している。
橋田氏はテレビ番組経由でジャニーズ事務所に入所。その後活動を開始したが、ある日、ジャニー氏が橋田氏のホテル部屋に入ってきて、性加害を行ったという。
彼は「自分の体に何が起こったのかわからず、涙が止まらなくなりました」などと当時の心境を語った。また「ジャニーさんから1万円を渡され、『自分の価値は1万円なんだ』と感じました」とも告白している。
ジャニー氏に関し似たような告白は枚挙にいとまがなく、ジャニーズ事務所もろともそのイメージは地に堕ちたと表現して差支えないだろう。それだけのスキャンダルである。先日・同社長の藤島ジュリー景子氏が「（ジャニー氏の性加害を）知らなかった」としているが、橋田氏は「信じません。目を向けなかったことはあったにしても、全く知らなかったということはないと思う」と断じている。
ただ、今回の橋田氏の発言には疑問の声も多い。
『また告発か』『もうお腹いっぱい』
「『1万円を渡され「自分の価値は1万円なんだ」と感じた』という部分ですね。世間からは『そこは金の問題なのかな』『なら幾らなら納得したの？発想がそもそもおかしい』など、金銭での表現に違和感を覚える人も少なからずいるようですね。
また『また告発か』『もうお腹いっぱい』など、あまりにも被害者の告発が増えたので、すでにキャパオーバーの人も多いようですね。ジャニー氏が性加害を行った事実を世間はもう認識しており、現在の関心は今後の事務所がどんな扱いになるのか、テレビなどメディアはどう対応するのかにシフトしていると思います」（メディア関係者）
どんなに衝撃的なニュースでも、情報の“消費”が早い現代では長持ちしないらしい。
（文／沢口英亮）
宮城県出身。エンタメ・娯楽関連のwebメディア編集、運営を経て、2020年にミツイグラフ株式会社を設立し、メディア運用や投資でスタッフ2名ながら2年間で1億円以上の営業利益を達成。現在は会社経営ならびにwebメディア「Flat Plat」発行責任者として活動。北海道在住の愛犬家（小型に限る）。