娯楽

JRA「ジョッキーカメラお蔵入りの真相」日本ダービー出さずの裏にある「ルメール・横山武」の事情

発行責任者 (K.ono)

 28日、東京競馬場で開催された日本ダービー(G1)。

「アノ映像」が今回は公開されていない

 レースは4番人気のタスティエーラが勝利、D.レーン騎手は日本でのダービー初制覇となった。

 JRAを代表するレースとして最大級の注目を集める日本ダービー。レース後にも多くの議論がなされるイベントで、今年もそれは同じだ。

 その一方、最近JRAの試みでファンから評判が良かった「アノ映像」が今回は公開されていない、とネットで話題を呼んでいる。

 それが“騎手視点”の「ジョッキーカメラ」だ。

 近年、ジョッキーのヘルメットにカメラを装着し「レースをジョッキー視点で楽しむ」という趣旨の動画なのだが、実際にレースに参加しているかのような臨場感で反響が非常に大きかった。

 先日のオークスで6馬身差の圧勝をしたリバティアイランド鞍上・川田将雅騎手視点の動画もあり、こちらも大反響だった。しかし、日本ダービーは……。

横山武騎手は2着でゴールイン

「ダービーのジョッキーカメラ映像がまだ出てこないのです。ネット上では『お蔵入りでは』と言われていますよ。

思い当たるのは、17着でレース終了後すぐに倒れ込み、亡くなってしまったスキルヴィングですね。今回のレースでジョッキーカメラを装着しているのはスキルヴィングのC.ルメール騎手とソールオリエンスの横山武史騎手。この2頭が1,2人気でしたから自然ですね。

ルメール騎手のカメラはスキルヴィングが倒れる場面もあるのでお蔵入りは仕方のないところです。しかし、横山武騎手は2着でゴールインしていますのでお蔵入りにする必要はないのでは、という意見もあります。

スタート直後のドゥラエレーデの落馬もあるなど後味の悪いダービーという意見もあります。JRAとしても今回のレースはジョッキーカメラの記録はいらないのではないか、と判断したのではないでしょうか」(競馬ライター)

 残念な話ではあるが、状況を考えればやや仕方ないのかもしれない。
(文/堂島俊雄)