時事

なにわ男子が『24時間テレビ』辞退に…ジャニーズ&テレビに決断の時迫る

発行責任者 (K.ono)

 ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏の性加害問題が未だ芸能界の大きな問題として騒がれている。

謝罪動画はNHK他民放も大々的に報じて

 数十年で信じがたい人数の少年がジャニー氏の性加害被害者になったとされており、長らくマスコミが無視してきた問題として今年になって一気に暴露が始まった。元ジャニーズjr.のカウアン・オカモト氏の告発を皮切りに、次から次にジャニー氏の被害を語る元所属タレントが出てきた。いよいよテレビも無視することはできなくなり、藤島ジュリー景子氏の謝罪動画はNHK他民放も大々的に報じている。

 しかし、テレビ局としては「タレントに罪はない」との考えから、現在も所属タレントの番組やCMに関しても据え置きの状況が続いている。藤島ジュリー景子氏の「(性加害を)知らなかった」という発言も世間のヒンシュクを買っているが、テレビが追及する気配もない。

 今後『NHK紅白歌合戦』などビッグイベントが続くたびに「ジャニタレはどうなるのか」というのが大きな注目点となるのは間違いなさそうだが、まず注目されるのが8月の『24時間テレビ』(日本テレビ系)である。

 毎年ジャニーズタレントがパーソナリティを務める『24時間テレビ』。今年も「なにわ男子」がパーソナリティとなることがすでに決まっている。

 だが、現在の世間の状況を鑑みると、反発が大きくなることは間違いない。謝罪はしても現状を変えようとしないジャニーズ事務所、さらにズブズブの関係を継続するテレビ局……拒否反応が出るのは火を見るよりも明らかだ。

 本当にこのままなあなあで終わらせるつもりなのだろうか。

出演辞退する可能性は、まだ残されている

「『24時間テレビ』のなにわ男子が出演辞退する可能性は、まだ残されているように思います。とりあえず出演することで現状を受け流すことはできるかもしれませんが、その後のダメージがあまりにも大きい。いつまでも昔の感覚でいると、ジャニーズ事務所の未来がなくなりかねません。ただでさえキンプリメンバーの脱退もあり、弱体化が激しいんですから。

ジャニーズ事務所の決断や覚悟を世間が見ている状況です。『NHK紅白歌合戦』も含め、テレビ局側の判断も非常に重要です」(マスコミ関係)

 ジャニーズもマスコミも、大転換をしなければ何も始まらない状況になってしまった。
(文/河島栄次郎)