時事

アミューズら大手「ジャニーズ共演NGに」キャスティング困難でテレビも変わらざるを得ず

発行責任者 (K.ono)

 ジャニー喜多川氏の多数の少年に対する性加害事件により、かつてない危機に見舞われているジャニーズ事務所。

「推移を注視」「タレントに罪はない」

 すでに藤島ジュリー景子氏が謝罪動画を出したものの、その後テレビは「推移を注視」「タレントに罪はない」と出演などについて変更はないことを横並びで主張。多数の出演番組がある状況を考えれば、いきなり全出演をキャンセルできない事情は理解できなくもない。ただ、それと世間の反応は別の話である。

 今後もジャニーズ事務所がテレビに寄生(お互いにかもしれないが)する構図は変わらないのかもしれない。ただ「外側」ではすでに動きがあるようだ。

 それが、敵対する「大手事務所」である。

大手事務所がジャニーズNGに?

「すでに複数の事務所がジャニーズタレントとの共演に難色を示している、と一部で報じられています。世間の風当たりが強い現在、他の事務所としても『グル』『不問』となるのは避けたいでしょうし、当然の動きといえます。

そもそもスターダストプロモーションなどはジャニーズ事務所とは敵対しているという話もありますし、バーニング、アミューズなど最大手もライバルであることに変わりはありません。特にアミューズは上場企業。株価に影響するのはダメージも大きいです。

今後ジャニーズのバラエティ番組はもとより、ドラマ共演も難しくなるとなれば、テレビ局としてもキャスティングに苦労しそうです。今すぐどうこうはないかもしれませんが、徐々にジャニーズがフェードアウトする可能性はゼロではないでしょう。

時代が大きく変わった中で、芸能界やテレビ界隈も変わらないといけないでしょう。すぐには無理でも、いずれ“なるようになる”とは思いますよ」(メディア関係者)

 年末の『NHK紅白歌合戦』でジャニーズが排除されるのでは、とも言われており、『24時間テレビ』(日本テレビ系)でパーソナリティになにわ男子が選ばれたことも大きな批判を呼んでいる。

 テレビや大手メディアへの信用問題にまでつながっている今、このまま今まで通り、とはいかないかもしれない。
(文/島田英吾)