※画像は「JBISサーチ」より
6日、2023年度顕彰馬の記者投票が行われ、 アーモンドアイ が顕彰馬に選定されたことがJRAより発表された。
G1競走9勝を達成した歴史的名馬
アーモンドアイは牝馬三冠、ジャパンCを2度、天皇賞・秋を2度、ヴィクトリアマイルとドバイターフで史上初のG1競走9勝を達成した歴史的名馬。C.ルメールとのコンビで3年もの間競馬界の中心であり続けた。種牡馬ロードカナロアの価値を押し上げた馬でもある。
引退レースである2020年のジャパンCでは、コントレイル、デアリングタクトという2頭の3歳三冠馬と対決し大きな話題を呼んだ。このレースも難なく勝利し、史上最強牝馬の名を欲しいままにしている。
得票数は200票。2007票が合計なので「7票」なかったことに疑問の声も多い。ちなみにコントレイルは155票。選定要件の156票に及ばなかったが、来年は間違いなく選定されるだろう。
7票なかったことも疑問だが「一発で選定されなかった」ことにも疑問の声は少なくない。
『一発選定』されなかった
「アーモンドアイはその戦績から考えれば選ばれて当然の存在です。それが『一発選定』されなかったという点に疑問の声は多いですよ。
もともと顕彰馬や年度代表馬選定には批判も多く、投票するのが記者ということで『選定方法を変えるべきでは』との意見もあります。そもそも記者が投票というのは確かに変な話ですからね
それにしてもアーモンドアイの戦績は改めて見てもすさまじいですね。今年は同じく牝馬二冠を達成したリバティアイランドに注目が集まっていますが、アーモンドアイにどこまで近づけるか注目が集まります」(メディア関係者)
アーモンドアイは紛れもない名馬である。顕彰馬入りが遅すぎたという声が増えるのも当然だろう。
(文/堂島俊雄)