社会

JRA馬主西山茂行「騎手に品行方正を求めてもなあ」吉田隼人騎乗停止を擁護で炎上…「こいつが1番世間知らず」

発行責任者 (K.ono)

 9日、JRAの吉田隼人騎手が調整ルームの備品を損壊したとして、24日と25日の騎乗を停止された問題。

器物損壊は場合によっては犯罪

 隼人騎手は4日の騎乗に不満があり、モノに当たってしまったと認めている。フラストレーションの溜まる状況だったのかもしれないが、器物損壊は場合によっては犯罪なので、許されることではない。

 先日、長らく主戦を務めていたソダシを降板したこと、さらには4日の最終レースで1倍台の人気馬を馬券外に飛ばしてしまったことなどが影響したと思われる。

 過去にもこうした騒動が競馬界ではあり、その重大度合いによって騎乗停止の期間も変わっていた。今回は人を傷つけなかったので、2日で済んだという形だろうか。

 また、特に「問題視すべきではない」という見解を示したのが、JRAの馬主・西山茂行氏だ。

 西山氏は事件が発覚後、Twitterで「ふーん。あいつがねえ」としつつ「大人のやることじゃないけど、騎乗停止になるの?」「そこまで騎手に品行方正を求めてもなあ」「被害者がいなくてよかった。騎手は基本的に世間知らずだからな。」と、吉田騎手を擁護するような発言をした。

「こいつが1番世間知らず」

 ただ、この発言がヒンシュクを買ったようで「馬主に品行方正を求めたい」「器物破損が世間知らずとかいう問題か?」「こいつが1番世間知らず」「騎乗停止処分は当然だろ」などと反論が多く寄せられた。そのせいもあってか、西山氏はその後このツイートを削除した。「なんで消すんだよ」「ダサい」と追い討ちをかけられている始末だ。

 西山氏としては「ニシノ・セイウン」の馬主として知られる有名馬主で、SNSの発信でも有名な人物だ。今回の発言は過剰な擁護と受け止められたらしい。

 西山氏はその深夜、再びTwitterで『たまには夜の独り言。Twitter民の自分の気に入らないことを書いたら、即攻撃。挙げ句の果ては『あなたはTwitterに向いてないからやめたら。』と立て続けに来る。日本の言論の自由はどこに行ったのか、と思う。(反論するのも言論の自由のうちではあるが。)『世間知らずな奴ら。』と書き「どこが世間知らずですか?」と質問が来て答えると次から次へと同じ質問が来る。わしの性格的にきちんと間違えは答えないと、間違えた思い込みが正しいと思われるのが嫌なのできちんと反論。めんどくさいやつの相手に疲れた。)と不満を吐露した。

 騎手と馬主、そして一部のファンの間で、いろいろとズレがあるようだ。
(文/堂島俊雄)