埼玉県施設での水着撮影会の野党からの抗議、そして中止と中止撤回というトラブルが、思わぬ方向に話が進んでいる。
「水着が嫌だった女優やグラビアアイドルは数多い」
それが、女優の吉岡里帆に関することだ。吉岡は過去に「水着姿なんて絶対出したくなかったが夢をつかむため抗えなかった」などという発言を以前しており、それが今再注目されている。
今回の騒動に絡め「水着が嫌だった女優やグラビアアイドルは数多い」として、吉岡がグラビアを嫌がっていたエピソードも紹介されているわけだ。しかし、この点に関し作家の「CDBと七紙草子」が「note」で記事を投稿。拡散されている。
「CDBと七紙草子」は、9万フォロワーを持つ「いのこ」が吉岡がグラビアが嫌だったというツイートを出したことに反応。それを見て元記事である女性向けメディア「She is」を確認した筆者は「一部を切り取られてミスリードしている」と主張。その後「文春オンライン」(文藝春秋)での吉岡の釈明記事も掲載。吉岡自身も「初めは戸惑いもあったけれど、グラビアの仕事ができて、今思うとすごく感謝してて、この仕事をしてる人たちにリスペクトがあるという話をしたのに、「嫌だった」ということばっかりバーッと書かれてしまって」としており、自身の意図するものとは大きく異なっていることを主張している点を紹介。
筆者は「WEB媒体の記事はある時、経営的な事情で突然閉鎖され、図書館にもどこにも残らずに消えます。そうなれば誰も発言の検証ができなくなり、ただ意図をもって切り取られたスクショだけが回されることになります」と、事実が消え去ったまま一部の切り取り情報が事実かのように拡散してしまうリスクについて語っている。
誤解を招きやすい表現
「意見としては非常に正しいですし、意義もあるでしょう。一方で、吉岡さんのこの騒動は大分前の話ですし、ここで余計に思い出させる必要があるのかと言えば、そうでもないのでは……という指摘もありますね。
また吉岡さんが『大切な人にしか見せてはいけないものをワンコインで全国の人に見せている、こんなに見せても1週間後には他の女の子を見ている、自分のその旬すぎる時間が嫌でしたね』などとも語っており、誤解を招きやすい表現でもありました。編集のせいでもありますが、今さら語る話ではないようにも思われます」(芸能ライター)
吉岡は役者として活躍中。今が好調なのでいいではないか……?
(文/城島信二)