※画像は「Nadaraikon」より
18日(日)に開催されるユニコーンS(G3)。3歳ダートの重要な重賞として毎年注目を集める。
武豊騎手はニシキギミッチー
本命視されているのはヒヤシンスSを勝利したぺリエール、昇竜Sを制したグレートサンドシーなどがいるが、レジェンド騎手も負けてはいられない。武豊騎手はこのレースにニシキギミッチー(牡3、美浦・鈴木伸尋厩舎)で挑む。
05年に“砂のディープインパクト”の異名をとったカネヒキリで初制覇を果たすと、07年にはロングプライドで2勝目をゲットしている武豊騎手だが、その後15年間このレースでは勝てていない。今回のニシキギミッチーも前走1勝クラスを4度目の正直で勝利した馬。まず本命視はされないだろう。
しかし、侮ることはできない要素もある。管理する鈴木伸調教師も『サンケイスポーツ』の取材に対し「だいぶ気性面の成長を感じるし、体調面も安定。今の精神状態なら1600メートルにも対応できそう」と上昇気流に乗っていると発言。
ニシキギミッチーは昨年のNHKマイルCで3着に好走したカワキタレブリーの弟。前走では低評価ながら激走し、人気薄ながら怖い存在となっている。
ニシキギミッチーの父であるヘニーヒューズは、過去にワイドファラオを輩出した実績もあるだけに、実は期待が寄せられている馬なのだ。
ニシキギミッチーは前走で団野大成
現在の武豊騎手のダートと言えばミトノオーが代表格だが、さらなる有力馬ゲットとなるだろうか。
「ニシキギミッチーは前走で団野大成騎手が騎乗していました。武豊騎手はそこからの乗り替わりとなります。25日の宝塚記念で騎乗するジェラルディーナも団野騎手から流れてきたものです。
団野騎手は最近多くの有力馬を抱えていましたが、調教に寝坊するなどして所属する斉藤崇史調教師の怒りを買ったと言われています。それによる乗り替わりで武豊騎手の騎乗馬が増えている状況です」(メディア関係者)
思わぬチャンスをモノにできるか。
(文/山田倫)