中央競馬は、25日に行われる宝塚記念(G1)に向けて盛り上がりを見せています。同時に、今年のリーディングジョッキー争いも激しさを増しています。
初の全国リーディングを獲得した川田将雅
昨年、デビュー19年目で初の全国リーディングを獲得した川田将雅騎手は、5年間にわたって不動のトップだったC.ルメール騎手の支配を打ち破りました。
川田騎手は、「JRAの生え抜き騎手として、戸崎圭太騎手がリーディングを獲得した後、C.ルメール騎手にリーディングを奪われたことに対して、取り返したいという思いで時間がかかりました」と語っています。
彼の視線は連覇に向けて注がれており、今年も既に70勝を挙げて単独トップ。このまま順調に勝ち星を積み重ねれば、2年連続のリーディング獲得も現実的です。
ただ、昨年はルメール騎手にとって厳しい時期でした。彼は以前は200勝前後を達成してリーディングを守っていましたが、昨年は109勝という数字にとどまり、成績が大きく落ち込みました。それにより、川田騎手に首位の座を明け渡す結果となり、戸崎圭太騎手や横山武史騎手らの後塵を拝し5位まで転落。
勝率や連対率の高さはJRAでも圧倒的
しかし、ルメール騎手は今年に入ってまた上昇気流に。現在の勝利数は65勝で、首位との差はわずか5勝程度です。彼は特に北海道での競馬において素晴らしい成績を残しており、大量の勝利を期待することができます。彼の奪回への意欲は高く、追い上げるチャンスを逃さないはずです。
川田騎手の勝率や連対率の高さはJRAでも圧倒的なものだ。しかし大きなレースでの存在感はルメール騎手に及ばない。また、騎乗馬を絞っており、秋に来日する短期免許の外国人騎手によるしわ寄せで勝ち鞍が目減りするのではないか、という懸念もある。
ルメールVS川田騎手。現在は5勝差だが、これまでの実績や状況から、ルメール騎手がやや優勢と言えるかもしれない。