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ジョニー・デップ「ハリウッドを必要としない」元カノと泥沼法廷闘争の果てに新たなスタート

発行責任者 (K.ono)

 画像は「DIOR公式サイト

 ハリウッド俳優のジョニー・デップアンバー・ハードは、過酷な名誉毀損裁判が結審してから1年が経った。

キャリアに終止符を打つ恐れが

 海外の一部メディアは、5年間の交際の衝撃的な詳細を暴露し、キャリアに終止符を打つ恐れがあった法廷闘争がようやく終わったことを受けて、2人の現在について報じている。

 バージニア州フェアファックス郡の陪審は、デップ有利な判決を下した。ハードが2018年、ワシントン・ポスト紙にデップを「家庭内暴力の男」と主張、60歳のデップさんを中傷したと認定した。この判決に、3度オスカーにノミネートされたデップは「人生を取り戻した」と安堵している。 

 デップの関係者によると、デップは判決後の数カ月で法廷闘争を終え、ギタリストのジェフ・ベックとショーを行い、フランスの歴史ドラマ「ジャンヌ・デュ・バリー」の撮影のためヨーロッパに向かっ

「デップは自分の好きなことを仕事にできて幸運だと感じています」と関係者は語る。

 一方、ハードは先月、デップに損害賠償として100万ドルを支払った。デップはそのお金を5つの慈善団体に寄付している。 

 彼女は昨年、カリフォルニア州ユッカバレーにある自宅を110万ドルで売却し、スポットライトと引き換えにスペインで2歳の娘ウーナ・ペイジとの静かな生活を手に入れた。 

「これ以上ハリウッドを必要としていない」

 裁判中にハードは殺害の脅迫を受け、深刻なネット被害の対象となり、アメリカから出国せざるを得ない状況になってしまったという。

 ハードの情報筋によると、マドリードに引っ越してからは幼児との生活に慣れ、「新たなエネルギーを手に入れ、好きなことに集中している」という。

 ハードは12月公開予定のスーパーヒーロー続編『アクアマンとロスト・キングダム』 にメラ役で復帰する。どちらの映画も裁判前に撮影されたもので、それ以来彼女は次の役の予定はないが「彼女には仕事の意欲がある」と関係者は語る。デップもハードも、新たなスタートを切ることができたということだ。

 カンヌ国際映画祭での記者会見で、デップは記者から「大々的に報道された法廷闘争の後、ハリウッドからボイコットされたと感じているか」と尋ねられ、こう回答した。

「いいえ、全くそんなことはありません」とデップさんは語った。「私はハリウッドからボイコットされているとは感じません。私はハリウッドのことを考えていません。私自身、これ以上ハリウッドを必要としていないんです」

 デップの活躍は今後も続きそうだ。
(文/田中陽太郎)