山下達郎がTOKYO FMの番組に出演し、所属事務所であるスマイルカンパニーと音楽プロデューサーの松尾潔氏との業務提携が終了したことについてコメントした。
性加害問題については噂でしか聞いておらず
松尾氏はジャニーズ事務所の対応について批判し、自身のツイッターで契約解除を申し入れられたことを告白した。山下は反論し、松尾氏との雇用関係はなく、契約終了は事務所の社長の判断であり、自身が促したわけではないと述べた。また、性加害問題については噂でしか聞いておらず、週刊文春とジャニーズ事務所の裁判についても知らなかったと語った。
山下達郎がジャニーズ事務所の内部事情や性加害の事実について知らなかったと発言したが、この発言が炎上の引き金となった。その発言に対して「知らなかったはずがない」と疑惑の目を向け、また、もし本当に知らなかったとすれば、問題を知った後に松尾氏を切ったことについて「ジャニーズの肩を持った」と見られてしまったと指摘が多数となっている。
ジャニーズ事務所のジュリー社長が「知らなかった」という発言をしたことが最初に炎上の原因となった。ジュリー社長は性加害問題について「知らなかった」と釈明したが、これはネット上で逃げようとしたと受け取られ、炎上を引き起こした。「知らなかった」と主張するのは“地雷”ということだ。一方で、「知っていた」と答えればそれはそれで批判が予想されるため、難しいところである。
そして、松尾氏も今回の山下の発言に反論した。
メロウじゃない日曜日
もともとこの騒動は松尾潔氏がツイッターで投稿した内容が騒動の発端となった。彼は自身が所属していたスマイルカンパニーとのマネージメント契約が中途で終了したことを明かし、その理由はジャニーズ事務所や藤島ジュリー景子社長について言及したからだと述べた。
しかし、山下達郎は松尾氏が雇用関係にあるわけではなく、所属アーティストでもないため、解雇には当たらないと反論し、弁護士同士の合意文書が存在することを明言した。
松尾氏は山下の告白後、Twitterで夕刊紙「日刊ゲンダイ」の連載コラム「メロウな木曜日」にちなみ「残念ですね。メロウじゃない日曜日」と投稿している。
（文／城島信二）
宮城県出身。エンタメ・娯楽関連のwebメディア編集、運営を経て、2020年にミツイグラフ株式会社を設立し、メディア運用や投資でスタッフ2名ながら2年間で1億円以上の営業利益を達成。現在は会社経営ならびにwebメディア「Flat Plat」発行責任者として活動。北海道在住の愛犬家（小型に限る）。