25日、26日に京都五花街の合同公演「都の賑い」が会場の南座で行われ、多数の舞妓さんが初々しい姿を見せました。2020年はコロナ禍で中止、今年は飛沫感染防止のため最前列のみ空席として開催されることとなりました。
16 歳で酒を飲ませられ、お客さんとお風呂
京都と言えば舞妓さん、というイメージを抱く人も少なくありません。歴史ある繁華街の伝統ということで肯定的な見方をされがちなこの「舞妓」に関し、とある告白をした人物が話題になっています。
それがTwitterアカウント名「Kiyoha@物書き」さん。26日、Kiyohaさんは「この世から抹消されるかもしれんけど、これが舞妓の実態。当時16 歳で浴びるほどのお酒を飲ませられ、お客さんとお風呂入りという名の混浴を強いられた(全力で逃げたけど)。これが本当に伝統文化なのか今一度かんがえていただきたい。写真はお客さんと山崎18年一気飲み大会で勝利した時と飲酒」とツイートし、舞妓時代のお客さんと飲酒した写真を掲載しています。
さらに「こんなこと呟いたら殺されるかもしれんけど、誰かが発信しないと変わらん。毎年後輩たちが自殺未遂したり心を病んでいくのを黙っていたくはなかった。」「6年奉公で住み込み、給料0円、ちょっとしたお小遣い制度、外部とは手紙か公衆電話しか繋がれず、携帯電話持たせない。なぜか?外の世界を知ると逃げ出すから。」などと連投。この一連のツイートが大きな話題となり、27日午前2時時点で13万もの「いいね」がついています。
京都府から圧力はある?
衝撃な「舞妓の現実」を告発したKiyohaさん。舞妓は京都にとって必ずしも「良い文化」ではないということを告白しています。ただツイートを見た人の反響の中には「すべてがそうではない」との意見もあり、花街それぞれの“質”にもムラがあるのが実状と言えそうです。
一部の舞妓は「奴隷」のような生活を強いられていることは事実で、すでに海外でも話題になっています。舞妓は日本の伝統文化だけに、日本好きな外国人からしても衝撃的なのかもしれません。
Kiyohaさんは「このツイート、絶対京都から怒られるからね。連絡来るの怖い」「ツイート無くなったら、京都(政府)から消されたと思って」などと圧力についてもほのめかしていますが、果たしてどうなるのか。
突然、伝統の“闇”が示されたわけですが、現在は「#MeToo」やジェンダーの時代。大きな広がりを見せそうです。
(文/堂島俊雄)