8日、安倍晋三元内閣総理大臣が、奈良県での街頭演説中に銃のようなもので撃たれ、亡くなりました。
「特定の宗教団体」について
日本の政界における最重要人物の急逝に、世間の衝撃はあまりにも大きい状況になっています。現在も在京キー局はこのニュース一色が続いている状況です。
殺人未遂の容疑で現行犯逮捕された山上徹也容疑者は、元海上自衛隊員の無職とのこと。動機については「特定の宗教団体に恨みがあり、安倍元総理と繋がりがあると思い込んで犯行に及んだ」と供述しており、安倍首相の政治信条などが理由ではないとしています。山上容疑者の自宅マンションからは手製の銃のようなものが数丁押収されたようで、以前から、少なくとも誰かを撃つ意志はあったのではないかと思われます。
そんな中、山上容疑者の語る「特定の宗教団体」について世間の注目が集まっています。
『反日組織』という表現も
「以前から安倍元首相と蜜月だったとされる統一教会の名前が出ています。日本では本ではカルト宗教のイメージが強い統一教会ですが、韓国では財閥の一つで、企業グループとしての存在感が強いとも言われています。
自民党にも懇意にしている議員が多いということですが、この点は『反日組織』という表現もなされており、安倍元首相が絡む報道がなされるたびに批判、バッシングが起こってはいました。
また、先日NHK党の黒川敦彦幹事長が『自民党はCIAから資金をもらっていたとアメリカの公文書にある』などとも発言しています。どこまでが本当か謎ですが、特定の団体の名前がいくつか出ているのは事実のようですね。ただ山上容疑者は『特定の宗教団体』と語っているので、CIAは無関係かもしれません。
いずれにせよ、山上容疑者は何の証拠もないまま怒りをぶつけたという意味で、擁護の余地はないですね」(メディア関係者/30代男性)
理由の核心はどこにあるのか……。
(文/堂島俊雄)