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山上徹也の半生「郡山高校特定」奈良の名門…「統一教会さえなければ」憎悪の結末は

発行責任者 (K.ono)

 安倍晋三元首相を銃撃し、8日に現行犯逮捕された山上徹也容疑者。

「奈良県立郡山高校」出身

 事件から2日にが経ち、山上容疑者の素性も徐々に明らかになってきています。奈良県奈良市で育った山上容疑者は、祖父が建設会社を経営する比較的裕福な家庭で育ち、学業成績も優秀だったといいます。

 また「週刊文春」(文藝春秋)によれば、高校は応援団に所属。同校野球部は「1998年の春の選抜に出場し、“平成の怪物”松坂大輔さんを擁する横浜高校と対戦」したそうで、山上容疑者も応援していたのではないか、同校の同年代卒業生の証言を得ています。

 この情報から、出身高校が「県立郡山高校」ではないか、と言われています。県内屈指の進学校であり、平成10年の春の選抜高校野球に出場。横浜高校に準々決勝で敗れており、「文春」の情報と符合します。

 さらに「同志社大学を中退しているのでは」との情報も出回っていますが、その点はハッキリしない部分ではあります。いずれにせよ、かなり優秀な人物だったことがうかがえます。

「統一教会がなければ…」

「母親が統一教会であることを『フラッシュ』(光文社)が明言しており、山上容疑者が『自分の家族が統一教会に関わっていて、霊感商法トラブルでバラバラになってしまった。統一教会がなければ、今も家族といたと思う』『統一教会は、安倍と関わりが深い。だから、警察も捜査ができないんだ』と語っていたとも。

情報を聞く限り、山上容疑者は頭も良く、自身の信念はしっかり持っていたことがうかがえます。しかし、生きていく中で心が折られる瞬間が何度もあったということかもしれません。だからといって擁護できるわけではありませんが」(webメディア関係者)

 いずれにせよ、山上容疑者の抱える闇は想像以上に深かったようです。
(文/堂島俊雄)