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JRA川田将雅の長距離不安はリバティアイランドでも? オークス圧勝ムードの裏で不穏なデータ多数

発行責任者 (K.ono)

 21日に東京競馬場で開催されるオークス(G1)。

「すでに古馬牝馬を含めても最強」

 今回大本命と目されているのが、リバティアイランドだ。すでにG1を2勝。そのいずれも素晴らしい末脚で完勝しており「牝馬限定なら敵はいない」「すでに古馬牝馬を含めても最強」との声すらもある。

 18日に発表された枠番も3枠5番と良好、距離不安も血統面を見れば特段の心配もない。何よりほとんどの馬と桜花賞で勝負付けが済んでいることもあり、心配しているファンは多くないのが実状だ。

 ただ、リバティアイランドに心配はなくとも、同馬の「周囲」には心配がある、との声もある。

 主戦の川田将雅騎手はいわずと知れたトップジョッキーでリーディングも首位だが「長距離は割引」というのがよく囁かれる。

 確かに川田騎手は2010年菊花賞のビッグウィーク以来13年近く3000m以上の重賞を勝利していない。長距離G1の天皇賞・春にいたっては一度も馬券圏に入ったことがない。

 2000m以上に範囲を広げても、G1に関しては天皇賞・秋、ジャパンC、有馬記念の勝利は一度もない。日本ダービーやオークスはすでに勝利しているので問題はなさそうだが、オークスで言えば2014年に断然人気のハープスターで勝利を逃しており、そのせいもあってか印象は決して良くはない。

 現場の記者もその点は留意する必要がある、としている。

中内田充正厩舎も長距離でのG1勝利実績なし

「マイルなどでは一定の信頼をおけるジョッキーですが、C.ルメール騎手と比べると大舞台でのパフォーマンスには差があります。平場での安定感は史上最高クラスなんですが。

また、良くコンビを組む中内田充正厩舎も長距離でのG1勝利実績がありません。これまた意外ですが、少なくともリバティアイランドにとっては良くないデータです。

しかし、馬主は天下のサンデーレーシングですし、過去のジンクス以外の不安はありません。走りが異次元ですから無難なレースをしても圧勝しても驚けません。

川田騎手はオークスをジェンティルドンナで制したことがありますが、同馬は後にG1を7勝する名馬になりました。リバティアイランドも同等のポテンシャルはあると思います」

 今回ばかりは川田騎手の不安もいらない?
(文/山内臨)