29日、霜降り明星のせいやが、オリエンタルラジオの中田敦彦に嚙みついた。
【松本人志氏への提言】審査員という権力
中田は同日、「【松本人志氏への提言】審査員という権力」という動画をYouTubeで公開。中田はダウンタウン・松本人志について「全部のジャンルの審査委員長が松本人志さん」という点を指摘し「松本さんが面白いか面白くないかで若手が売れるか決まってしまう」とした。
先日放送された『THE SECOND』(フジテレビ系)のアンバサダーも松本として「20年間審査をしてきて、松本さんを超える才能を発掘できなかった。その点をお笑い界は考えるべき」とした。
さらに「『あれは漫才じゃない』という理由で落ちたりする」など審査そのものにも苦言。そして「ここまで言えるのは自分が松本さんの流派ではないから」「松本さんの御恩で売れたことは一度もない」などと言葉が強くなっていく。「松本さんが『あれ面白くない』というのは悲劇。これは大きな問題」とした。
結論は「審査員をやりすぎてしまっている」「少なくとも松本さん以外の価値観を持つ人にハンドルを渡して、新しいスターの土壌を作ることがお笑い界の貢献につながる」とした。
「松本さんに物を言えない空気」についても指摘し「ジャニー喜多川さんの件も、生きているうちに言えよっていう意見あるけど、それを言えない状況が一番問題」「芸人がたくさんラジオやって、松本さんに何かを言うことはできない。それはどこかの賞を持っていて、そこに松本さんがいるから」と結論づけた。
真っ直ぐ勝負してないウンコみたいなやつ
そして「これ見てる粗品くんどう思う?」と、突如粗品の名前に言及。霜降り明星が多数の賞を取っていることに言及し「言えないよね。(吉本から)数千万円借りてるしね」などと慮った。粗品は最近中田のチャンネルをよく見ているという。
こうした一連の発言にせいやが「真っ直ぐ勝負してないウンコみたいなやつが相方の名前使うな 中田」と怒りの発言。とてつもない反響になっている。
中田の発言に賛同する声もあれば「せいやが名指しでこういうこと言うの珍しい」「せいやさんの熱く確固たる強い魂を感じました」などの発言も。せいやにとっては事務所を辞めたので「先輩」でもないということで、強く批判したのかもしれない。
いずれにせよ、中田の松本に対する発言は波紋を呼びそうだ。以前から松本への批判を展開した中田だが……。
(文/城島信二)