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元JRA安藤勝己も驚愕「ソングラインがウオッカ並ぶ」安田記念連覇で秋は海外

発行責任者 (K.ono)

 ※画像は「JBISサーチ」より。

 4日、東京競馬場で開催された安田記念(G1)は、4番人気ソングラインが見事に連覇を達成した。

「府中の鬼」「現役最強マイラー」

 好スタートから道中11番手でレースを進めたソングライン。直線では外目に持ち出してスムーズに先頭に立ち、インコースを突いたセリフォス、大外から脚を伸ばしたシュネルマイスターの追撃を1・1/4馬身の差をつけて振り切り優勝。戸崎圭太騎手とともに栄光のゴールを駆け抜けた。

 府中のマイル戦では(4・2・0・1)とそれまでも相性の良さで知られていたが、今回で5勝目を積み重ねた。まさに「府中の鬼」「現役最強マイラー」の名に疑いのない圧勝だった。

 安田記念の連覇はウオッカ、ヤマニンゼファーに次ぐ3頭目。同年のヴィクトリアマイル→安田記念連覇はウオッカ以来2頭目である。アーモンドアイやグランアレグリアも過去にこのローテーションを組んで安田記念で敗れており、歴史的名牝を超え、マイルにおいては『あの』ウオッカに並んだということになる。

 これまでの実績を考えれば1番人気でもおかしくなかったが、大外枠や過去多くの名馬が阻まれてきたローテだけにオッズは7.4倍。結果的に単勝馬券は非常に“おいしい”ものとなった。

 強さは重々承知していたものの、今回のパフォーマンスを想像していた人は少なかったのではないか。

毎日王冠や天皇賞・秋も?

「大外枠という不利な状況からあれだけの圧勝ですからね。しかも昨年よりも格段にメンバーは上ですし、これ程の結果になるとは想像できませんでした。今回のレースはどの枠でも勝利していたかもしれませんね。安藤勝巳さんもTwitterで『大外枠でも安全な位置を取れて、仕掛けたら瞬発力が違った』と語っています。

こうなると秋は府中のマイルG1がないですから、京都のマイルCSに行くのは既定路線ですが、米国のブリーダーズCマイルに出走するとのこと。こちらも楽しみです」(メディア関係者)

 夢が拡がるソングラインの強さ。その可能性は“ウオッカ級“かもしれない。
(文/堂島俊雄)