社会

JRA大野拓弥の父「詐欺で書類送検」の内容がヤバい…ジュン馬主逮捕に続く不祥事

発行責任者 (K.ono)

 JRAで大きな事件起きてしまった。

計約140万円を水増しした価格

 警視庁新宿署は5日、日本中央競馬会(JRA)の馬主で会社経営の男を、競走馬の共同購入費を水増しして詐取したとして東京地検に書類送検した。

 この人物は会社経営男性2人に対し、北海道の牧場から競走馬2頭を購入した際、計約140万円を水増しした価格を伝え、水増し分を含む計約600万円をだまし取った疑いがあるという。男は「交通費など経費を上乗せして請求した」としている。

 典型的な詐欺事件だが、実はこの人物、JRA騎手大野拓弥さんの父親である大野裕だとすでに明らかになっている。

 大野拓弥騎手は2005年にデビューし、その後はコンスタントに勝利を重ねてきた中堅どころ。2014年のスプリンターズSをスノードラゴンで、2016年のチャンピオンズカップをサウンドトゥルーで制するなどG1勝利もあり、ファンの知名度は高い。

 それだけに今回の事件は大きな衝撃をもって報じられているが……。

『ジュン』の冠名で知られる河合純二氏も

「この事件、容疑者は『息子の名前を出して競走馬の共同購入を持ちかけた』というのだから、息子を利用して金をとった容疑があるということ。なかなかにひどい話ですね。

世間からも『何でネットニュースでは名前を伏せるのか』『マスコミも対応が中途半端。こういう事に配慮なんていらない』『JRAは対応の甘さが指摘されている組織、日頃から透明性のある組織へと改革させるべき』など、新聞では実名が出たものの、ネットニュースでは名前が出ないことに疑問を抱く声も少なくありません。

競馬界は最近『ジュン』の冠名で知られる河合純二氏が出資法違反容疑で逮捕されるなど問題が起きたばかりですが、再び刑事事件が起きてしまいました。JRAは閉鎖的な世界ですが、こうした事件はどんどん表に出すべきではあるでしょう。

大野騎手は“穴騎手”としてファンの人気もあるので、この事件をきっかけに騎乗が減ったりしないでほしいところです」(競馬誌記者)

 思わぬ大問題。大野騎手の今後も少し心配だ。
(文/堂島俊雄)