社会

JRA大野拓弥父「詐欺をTwitterで謝罪」も一部否定…息子に大迷惑で批判増加

発行責任者 (K.ono)

 JRA大野拓弥騎手の父・大野裕が共同馬主の出資額を水増しし、書類送検された問題。

「youtan馬主の夢ツイート」

 大野騎手はJRAの中堅として活躍しており、競馬ファンの間でも知名度が高いだけに競馬ファンの間でも衝撃の声が相次いでいる。

 そんな中、大野裕のTwitterアカウント「youtan馬主の夢ツイート」で今回の件について謝罪を行っている。

 大野氏は「この度は私の不徳のいたすところでお騒がをし誠に申し訳ございません。数年前の共有馬に関わる契約において馬代に上乗せした契約書を共有者2名に提示したことが詐欺行為と判定されてしまいました。この行為を厳粛に受け止め反省しております。」と謝罪。

 その上で「一昨年の暮れ、美浦の調教師などに私が逮捕されると広まり、昨年の6月には私宛に送られた内容証明のコピーが預託先の幾つかの厩舎に送られ(1頭は厩舎を移動)今年の初めには告訴状のコピーが数人の調教師に送られていました。人づてに数週間前にはこの件が新聞に載るという事実を知らされました。」と経緯を説明。

 さらに報道に一部には否定しており「本日の新聞の内容を見て表現や勧めた経緯など異なる部分も多少ありますが、金額の600万という数字には(共有する際に上乗せしてしまった140万・2頭分は事実ですが)驚いています。」とした。最後に「私が共有者の方にご迷惑をお掛けしたことは間違いなく軽率な行為でしたので深く反省しお詫び申し上げます。」としている。

息子の名前を利用し詐欺を行い、迷惑をかけたのは事実

 行為については認め、反省している様子。しかし、一部メディアが報じた600万円という金額は明確に否定している状況だ。

 今後この件について深く捜査等が行われるのかもしれないが、息子の名前を利用し詐欺を行い、迷惑をかけたのは事実のようだ。

 競馬界は時折こういった報道が数多く出ることも多い。世間の目も厳しいだけに、今後は問題が起こらないことを祈るばかりだ。
(文/河島栄次郎)