※画像は「JBISサーチ」より
北海道苫小牧市のノーザンホースパークで8日、「ディープインパクトゲート」の完成記念セレモニーが執り行われた。
ディープインパクトのモニュメントは9日から一般公開
日本競馬史上に残る強さを見せたディープインパクトのモニュメントは9日から一般公開され、鞍上の武豊騎手や金子真人オーナーなどが出席。芸術的なゲートとモニュメントに競馬ファンからも大きな注目を集めている。
ディープインパクトはG1競走7勝、そのパフォーマンスは日本近代競馬の中でも異質のものだった。今なお多数のイベントや記念碑が作られるのも当然と言える。
金子真人オーナーは最初のあいさつで「馬が亡くなっても泣かないんですけど、ディープが亡くなったときは大泣きしました」と、思い出とともに亡くなった際の気持ちを吐露。感極まる様子がスポーツ紙の写真にも収められている。
ファンの間では金子オーナーの涙に驚きの声が多数ある。
『感情を表に出した』
「金子オーナーの涙に『金子オーナーにも感情があったんだな』『金子さんて馬に思い入れないタイプかと思ったが、ディープは別だったか』『金子さんの涙は貴重』などの反応があります。
金子オーナーは日本競馬史上最も成功した個人馬主で、ディープインパクト以外にもキングカメハメハ、クロフネ、ワグネリアン、マカヒキ、ラブリーデイ、カネヒキリ、アパパネ、ソダシなど日本競馬史上に残る馬を多数所有。種牡馬としてもディープインパクトとキングカメハメハが大成功しており、日本競馬への影響力は絶大です。
その上で、騎手の使い方などかなりシビアな人でも知られており、マスコミの取材もほとんど受けないなど表に出ない人物でも知られています。それだけに『感情を表に出した』というのがレアということです。
ちなみに主戦だった武豊さんはモニュメントを見てニコニコ。このギャップも面白いですね(笑)」(競馬ライター)
ディープインパクトの衝撃は今なお続いている。
(文/堂島俊雄)