※画像は「JBISサーチ」より
11日の東京競馬場で行われたエプソムC(G3)は1番人気ジャスティンカフェの勝利。そして同日の函館SS(G3)は3番人気キミワクイーンが勝利した。
「和生でしょ? よっしゃあ!」
前者は兄の横山和生騎手、後者は弟の横山武史騎手と同日JRA重賞制覇を達成した。武史騎手はエプソムCの結果を知ると「和生でしょ? よっしゃあ!」と喜びを露わにした。
今の競馬界でも抜群の存在感を放つこの兄弟。父・横山典弘騎手も現役であり「親子鷹3人」は中央競馬で話題を振りまき続けている。
その上での「兄弟同日制覇」ということで凄まじいの一言ではあるが、実は史上初ではない。実は26年前が初出である。
達成されたのは、1997年3月2日。弥生賞をランニングゲイルで武豊騎手、マイラーズCをオースミタイクーンで武幸四郎騎手と同日重賞を制覇したのだ。
競馬界の記録という記録を持つ武豊騎手、その弟として存在感を放っていた幸四郎騎手の勝利に競馬界は湧いた。今回と同じく、中央競馬で確かなポジションを築いた2人による快挙だった。
今後も活躍が期待される横山兄弟。一方の武兄弟もまた、現在も“タッグ”をよく組んでいる。
今JRAで『買える騎手』
「函館SSで武豊騎手が騎乗したウォーターナビレラ(10着)は、武幸四郎厩舎の馬です。結果は残念でしたが『兄弟調教師&騎手での重賞制覇』が期待されました。今もなお競馬界に話題を振りまいていますね。
現在の競馬界は横山兄弟の存在感が強いですが、武豊騎手もリーディング9位と活躍中です。この3人のジョッキーは今JRAで『買える騎手』。今後もレースぶりに注目したいところですね」(メディアライター)
今週のユニコーンS(G3)では横山武史騎手でブライアンセンスが出走予定。ここまで馬券を外したことのない堅実ぶりである。ここは前週の勢いに乗じて「買える」としてもいいのではないだろうか。
(文/河島栄次郎)