※画像は「ホリプロ」より
13日の金沢競馬で、JRAの今村聖奈騎手が復帰。8鞍に騎乗する。
復帰が「早すぎる」と批判
今村騎手は先月、調整ルームでのスマホ使用が発覚して1カ月の騎乗停止になった。合計6名の若手騎手が処分される前代未聞の事態になったが、その中でも抜群の成績を残していた今村騎手はとりわけ批判にさらされてしまった。
そんな今村騎手の復帰が「早すぎる」と批判の声は多い。当分は厳しい目が競馬ファンから注がれるのは目に見えているが、本人は「自分を見つめ直し、競走馬に騎乗できる喜び、そして責任を再認識しました。今後はしっかりと結果を出して、皆さまに恩返ししていきたいです」などと反省の弁を口にしている。
そんな今村騎手。本人への厳しい視線はもちろんだが、迷惑なのが騎乗する馬である。
『馬質だけの女が飛ばすのを笑うレース』
「今村騎手の騎乗馬に関し、競馬ポータル『netkeiba.com』の掲示板が地獄絵図となってしまっています。『案の定、過剰人気 まあ、この馬で掲示板なら上出来では?』『所詮はエージェント頼りっすね』『馬質だけの女が飛ばすのを笑うレース』『金沢にスマホ持ち込みの技術を伝授しに来たんだよね』『うわー!へったくそ!』などなど、今村騎手に対する罵詈雑言で溢れています。馬は関係ないのに……。
競馬ファンの間では予想できたことではあるようですが、今村騎手への厳しすぎる意見が後を絶たない状況ですね。今後もこうした声は当面続いてしまうでしょう。
スマホ使用はイメージを大きく損ねましたが、利用されてしまう馬も気の毒です。こうした部分も違反行為のダメージではあり、オーナーサイドが起用を控える理由にはなりそうですね」(競馬誌ライター)
本人は騎乗に集中したいだろうが、湧いてしまったアンチはなかなか消えないものである。
今村騎手は岩田望来&岩田康誠親子、引退した福永祐一氏と同じ小原靖博氏がエージェントだが、このままでは「切られる」可能性もあるというが……自ら引き起こしたトラブルの受難は続きそうだ。
(文/堂島俊雄)