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「勝機はある」武豊がジェラルディーナで宝塚記念(G1)イクイノックス撃破の秘策

発行責任者 (K.ono)

 ※画像は「JBISサーチ」より

 25日(日)の宝塚記念(G1)に向け、準備は整いつつあるようだ。

武豊鞍上のジェラルディーナ

 今年のグランプリは年度代表馬イクイノックスが1強とされ、オッズも1本被りとなる可能性が高い。しかし、そんな状況を覆そうとするのが、武豊鞍上のジェラルディーナ(牝5)である。

 ジェラルディーナは昨年のエリザベス女王杯を制し、昨年の有馬記念でも3着。有馬記念ではイクイノックスに完敗だったが、それでもしぶとく脚を伸ばして馬券圏内に入った。今回はエリザベス女王杯の舞台であり、道悪の条件ならさらなるチャンスが広がるはずだ。調教師の斉藤崇氏もこの調教を良化の兆しとし、2000メートルから距離が延びることで競馬がよりしやすくなると期待している。

 宝塚記念は例年馬場が重くなる傾向にあり、ジェラルディーナにとっては得意な舞台。父モーリス×ジェンティルドンナの「G1合計13勝」の超良血馬だけに、期待が持たれる。

 栗東では1週前追い切りでジェラルディーナはCウッドを軽快に走り抜け、騎手との息の合った末脚を見せた。武豊騎手は初めて騎乗したが、馬との相性が良く、好感触を感じたと述べている。

打倒イクイノックスの展開

「ファンの間でも『打倒イクイノックス』が期待されています。武豊鞍上でより注目を集めているのは間違いありません。

もともとは団野大成騎手の予定でしたが、急遽武豊騎手に乗り替わり。明確な理由は不明ですが、この乗り替わりが吉と出るか凶と出るか。

イクイノックスは前走ドバイSCを逃げて圧勝。今回もやや前目でレースを進めるのではないか、といわれています。ジェラルディーナはこれまでやや後方でレースを進めていましたが、武豊騎手がどんなレースをするのかも重要なところでしょう。後方から大外を回す走りではそう届く相手ではありません。

一方でイクイノックスも、どんなレースをするか読めません。どんなレースもこなせるだけに、イクイノックスとC.ルメール騎手の選択もレースを左右しそうです」(競馬誌ライター)

 舞台ならジェラルディーナに分がある。ジャイアントキリングなるか。
(文/河島栄次郎)