※画像は「JBISサーチ」
25日の宝塚記念(G1)で圧倒的な1番人気になると思われる、ファン投票1位のイクイノックス(牡4)。
イクイノックスと「九冠馬」アーモンドアイ
イクイノックスは初の関西遠征ということで、早期段階で栗東滞在。万全の準備を整えてグランプリに臨む。ライバルたちにも“同格”はおらず、どのような「勝ち方」をするのかに注目が集まる存在だ。
同馬に騎乗するのはJRAのNo.1騎手であるC.ルメール。そのルメール騎手が「スポーツ報知」の取材に対し、興味深いコメントをしている。
ルメール騎手はイクイノックスと「九冠馬」アーモンドアイを比較する質問に回答。ともにシルクレーシングの所有馬で圧倒的なレースぶりも同じくではあるが……。
イクイノックスに関しルメール騎手は「スピードがありますし、スタミナもあります。やっぱりG1レベルでは瞬発力が必要ですが、彼は持っています」と競走馬としてすべてを持っていると語る。
一方でアーモンドアイとの比較では「2頭ともスピードとスタミナと瞬発力があります。アーモンドアイは突然、加速できたね。イクイノックスはちょっとじりじり、じわじわ」と客脚質の違いを説明。
さらに「アーモンドアイはムキムキで『バーン!』としていました」とし「やっぱりアーモンドアイはすごすぎました。(現時点では)日本で乗った馬で一番です」と、数々の名馬に乗ったルメール騎手もNo.1と断言している。
イクイノックスに関してはクラシックは未勝利
「歴代最高の結果を残しているアーモンドアイと現時点での比較は酷というものでしょう。むしろ現時点でアーモンドアイの名前が出てくることが、イクイノックスの期待値や能力を表しています。
イクイノックスに関してはクラシックは未勝利ですし、さらにルメール騎手の見事な騎乗もあります。アーモンドアイも見事な騎乗を何度もしていますが、馬の力の大きさも感じているような発言を何度もしています」(競馬誌ライター)
ルメール騎手は「イクイノックスはまだG1、3つですから。9回勝つまで働かないといけないね」
期待値の大きさは、強く感じられる。
(文/山田倫)