画像は「成田屋」公式サイト
市川團十郎に新たな疑惑が浮上している。
「2万円写真集に関する詐欺疑惑」
歌舞伎界は市川猿之助のに心中事件や逮捕で持ち切りの状況だが、團十郎にも妙な疑惑が出てしまった。それが「2万円写真集に関する詐欺疑惑」である。
「週刊新潮」(新潮社)によれば、2年前に團十郎襲名を前にして市川海老蔵時代の2万円の写真集を作ろうという企画が持ち上がり、團十郎側は快諾。出版予定だったCSI株式会社の女性社長がとある男性に写真集に関する3500万円の投資を持ち込み、男性が承諾。投資をしたものの、写真集が制作されているかもわからず連絡もとれなくなり、返金を求めるも女性側は応じず。すでに刑事告訴されているのだという。
團十郎の事務所は取材に「出版企画を受けたのが悪いのか」と怒りを露わにしているようだ。確かに團十郎側が直接トラブルを起こしたわけではないが、宣伝はしていただけに無関係とも言えない。
そして、最大の問題は「購入予定の予約者にも未返金」という点だ。
團十郎自身も成田屋のHPで「豪華な本になる予定」と宣伝し、それで予約した人も少なくないだろう。
小学校にゴールドの車
「團十郎さんの側も意外だったでしょうが、予約者にも返金がないのは問題ですし、宣伝した事実からも知らぬ存ぜぬでは通せないでしょうね。
猿之助さんや香川照之さんの問題もそうですが、歌舞伎界は守られているだけに、逆に世間の常識が通用しない部分もあります。團十郎さんでいえば、自動車送迎が禁止されている小学校にゴールドの車で息子を送っているとの記事も出てしまっている状況です。
今回の件はやや災難でしたが、今後もこうしたトラブルは多そうですね」(メディア関係者)
梨園の常識が、いつまで通用するのか。
(文/田中陽太郎)