画像は「JRA公式サイト」より
2日、福島競馬場で開催されたラジオNIKKEI賞(G3)は、3番人気エルトンバローズが抜け出しての勝利。3連勝で初重賞制覇を達成した。
武豊騎手の41勝を上回っている
道中4~3番手の好位で進めたエルトンバローズ。最後の直線では近い位置を走っていたシルトホルンとの叩き合いを演じ、最後は半馬身差し切った。
鞍上は西村淳也騎手。今年今年42勝、デビュー6年目だがリーディング9位という好成績を残すホープである。7月2日の開催終了時点で武豊騎手の41勝を上回っているのだから大したものである。
昨年も72勝、今年はそれ以上の成績が見込める。今年は重賞もダイヤモンドS、マーメイドS、そして今回とG3を3勝。この成績をキープできれば、今後はG1でのチャンスも増加するはずである。
そんな西村騎手。今回の勝利がよほどうれしかったのか、やや「早とちりをした」と話題になっている。
『負けていたら油断騎乗だった』
「レース映像を見ればわかりますが、西村騎手はゴールの手前ですでにガッツポーズというか『投げキッス』をしているんですよね。こういうシーンは時折見かけますが、今回は2着と半馬身差の接戦でしたから『差されたら大変だった』『負けていたら油断騎乗だった』と苦笑されているんです。とりあえず勝ったので特に問題ない、という感じですね。
特に過怠金などの情報はないのでお咎めはなかったようですが、接戦でポーズをしてしまうあたりも大物というか、若くていいというか。今後もこの勢いで頑張ってほしいですね。
また、今回のレースで1.9倍の1番人気に支持されたレーベンスティールですが、最後に鋭い脚を伸ばしましたが3着に敗れました。馬群で詰まってしまったことなど、戸崎圭太騎手のレースぶりには批判的な声もあります。ただ、レーベンスティールは上がり最速34.4秒の末脚を見せていました。今後が楽しみな馬ではありますね」(競馬ライター)
西村としては素質馬を破っての重賞勝利だ。フライングの投げキッスもしょうがない?
(文/田村正一)