なにわ男子「24時間テレビスタンプ」性加害批判が巻き起こる理由…「おしりぷりんぷりん」が不謹慎

　ジャニーズ事務所の未成年タレントへの性加害問題が社会問題化しており、一部報道によると資生堂のCMがキャンセルされたとされる。

なにわ男子新アルバムのプロモーション

　また、音楽プロデューサーの松尾潔氏がスマイルカンパニーから事実上の解雇となり、山下達郎もその解雇を支持したことも明らかになった。

　一方、なにわ男子は新アルバムのプロモーションに力を入れており、テレビ番組への出演や特集が組まれるなど、活動を続けている。

　日本テレビ系のチャリティ特番『24時間テレビ46』のメインパーソナリティを務めるなにわ男子の公式LINEスタンプが発売された。スタンプにはメンバーのセリフやユニークなフレーズが含まれており、なにわ男子の考案による特別なスタンプが40種類用意されている。

だが、なにわ男子の公式LINEスタンプには、一部のスタンプが性加害を連想させるとして物議を醸している。

　元ジャニーズJr.の石丸志門氏が被害を告白し、その内容がウェブ版の『文春オンライン』で拡散されたこともあり、その内容とリンクするかのような「おしりぷりんぷりん」スタンプが特に問題視されている。

「24時間テレビ」のチャリティグッズの一部

　このスタンプはファンにはおなじみの自己紹介ギャグから派生しており、大橋和也がお尻を突き出すポーズをしている姿が描かれているため、ジャニー氏の性加害を連想させるという非難が出ている。発売のタイミングも最悪であると指摘されている。

　なにわ男子の公式LINEスタンプは「24時間テレビ」のチャリティグッズの一部であり、収益金はチャリティ委員会に寄付される予定だ。

『24時間テレビ』が社会的意義のある番組というのならば、スタンプのチャリティーよりジャニーズの性加害問題をしっかりと取り上げるべきでは……今後批判はますます大きくなりそうだ。
（文／田中陽太郎）