18日、歌舞伎俳優の市川猿之助さんが自宅で両親と倒れているところを発見され救急搬送されたと報じられた。
猿之助さんの「セクハラ・パワハラ」
猿之助さんは自宅の地下室で倒れているところが関係者に発見され、すでに母親は死亡。父親も亡くなり、猿之助さんも意識もうろうの状況だという。
昨年には従兄弟である香川照之の性加害報道で世間のバッシングが相次いだが、18日には猿之助さんの「セクハラ・パワハラ」が「NEWSポストセブン」(小学館)に報じられていた。その直後の搬送報道ということで、さまざまな憶測を呼んでいる状況である。
現代はこうしたセクハラ、パワハラに対する世間の目は非常に厳しくなっており、香川の件も含めこうした問題はすぐ大問題にされがちだ。猿之助さんも報道を受けての“先”を見越して正常な判断がつかなかったのではないか、との意見もある。
ただ、いきなり家族を巻き込んでの無理心中という点に違和感を覚える声も少なくはない。
その点に関し、一部の記者は「セブン」の記事に疑問を投げかけている。
ジャニー喜多川氏の性加害が大問題
「記事の描写には共演者が『身体を弄ばれた』『キスをされた』『キスを拒否したら次の公演から外された』などと報じられていますが、いずれも性別やなどが明かされていません。『キスをされたり、下半身を好き勝手にされたりする程度でしたが、周りにはもっと深刻な接触を求められている人もいました』という文章もありますが、こうした性加害報道の書き方としては違和感がやや違和感がありますね。
現代はLGBTQに開けていますが、今はジャニー喜多川氏の性加害が大問題になっています。タイミングとしても最悪ではあります。ある種のカミングアウトにもなってしまうため、家族で思い悩んでいた、というのはあるかもしれません」
「セブン」の報道のダメージの大きさは計り知れないものがある、という点は間違いなさそうだ。猿之助さんの回復を心より待ちたい。
(文/編集部)