娯楽

市川猿之助「佐藤健に高圧トーク」過去番組に見た気質…無理心中の「容疑」と今後の行方

発行責任者 (K.ono)

 18日、両親とともに自宅で倒れているところが発見された、歌舞伎俳優の市川猿之助

「セクハラ・パワハラ」

 すでに両親は死亡、猿之助は命こそ問題ないが、まだ会話できる状況にないという。「亡くなった両親は布団をかけられ、あおむけに倒れていた」など不審な点も多く、場合によっては何らかの「容疑」がかけられるという話もある。

 歌舞伎役者として、ドラマ・映画に数多く出演する人気俳優として高い知名度を有していた猿之助。場合によって今後表舞台に出ることができなくなる可能性もある。

 そんな猿之助が、今回のこのような事件を起こした背景には、その直前に自身の「セクハラ・パワハラ」を暴露されたのが大きいのではないか、と言われている。地方巡業の際に共演者やスタッフに関係を迫ったり罵倒したりとの振る舞いをしたと、一部週刊誌に報じられてしまった。その直後の凶行ということで、因果関係を掘り下げられているのだ。

 まだ本人から事情を聞いておらず、所属する松竹も「事実確認中」とのことで、報道の真相はわからない。しかし、もともとそういった気質や傾向はあったのかもしれない。

 筆者は今回の報道で、猿之助が出演したとある番組を思い出した。2012年に放送された『アシタスイッチ』(TBS系)である。

 同番組は著名人ゲスト2人による飲食店でのトーク番組であり、2013年まで放送された。猿之助は、当時売り出し中だった佐藤健との対談だった。

「人間弱いからさ、カーッとなるけど」

 猿之助は佐藤を「天才」と称し、非情に熱くトークを展開していた。猿之助は『清濁呑むってこと。清いことも、あと泥水も。若い頃って泥水飲まないことが強さだと思ってる事あるじゃないですか』と持論を展開。『俺が100%でやってんだから、みんな100%やってくれよってなりがちだけど、絶対裏で不平言う人はいるし、それは自分の耳にも入ってくる。それを見た時に平常心でいられるかいられないか。人間弱いからさ、カーッとなるけど。』など、とにかく熱いトークだった記憶が残っている。

 歌舞伎役者だけにトークの迫力があるが、今にして思えば現場スタッフや役者からすればパワハラ寸前になってもおかしくなかったかもしれない。

 従兄弟である香川照之も、昨年スキャンダルで居場所を失ってしまった。どこで誤ってしまったのか。
(文/城島信二)