社会

『推しの子』6話に木村花母親激怒「恋愛リアリティショーの自殺」ネタの内容に嫌悪感も…「内容は違う」の指摘

発行責任者 (K.ono)

 現在放送中の話題のアニメ『推しの子』。

アニメは6話まで放送

 芸能界を舞台に人気アイドルの子どもとして生まれた2人の男女が「ある目的」を持って芸能界に入り込んでいく意外性のあるストーリー。芸能界の裏側や人気のあるコンテンツが以下にして作られていくのかなど、一般人が芸能界を覗き見るような構図が人気を博している。

 すでにアニメは6話まで放送され、現状発売されているコミック1~11巻は本屋でなかなか手に入らない状況が続いている。

 そんな中、とあるTwitterアカウントがこの作品に怒りをぶちまけている。それが、木村響子さんだ。

 木村さんは2020年、当時『テラスハウス』(フジテレビ系)に出演しネットでの誹謗中傷を受けて自殺した木村花さんの母親である。

 木村さんは一般人の「推しの子の6話って木村花さんの件をオマージュしてエンターテイメントに昇華してる?モラルやばない?」というツイートを引用し「実際にあった話をそのまま使うことで花を大切に想う人たちが深く傷つくことは想像できないのかなまして、命日が近いこのタイミングでのアニメ配信?売るため話題になるためなら手段を選ばないやりくち 心から軽蔑します 花のファンの方には絶対にみないでほしい」と怒りを示した。

 ちなみに内容は「恋愛リアリティショー」に出演した主人公だが、その中の出演女性の1人があるきっかけで世間から誹謗中傷を受け、自殺寸前まで追い込まれるというもの。確かに木村さんとリンクもあるように思えるが……。

むしろ内容は自殺するんじゃなくて救う話

「この内容が漫画掲載されたのが2020年那野で、木村さんに同調し問題視する声も少なくはありません。自死などは非常にデリケートな問題ですから、こうした話も出てきてしまいますね。

一方で『気にしすぎ』『何も書けなくなる』『むしろ内容は自殺するんじゃなくて救う話だろ、ちゃんと読め』など、過剰反応が過ぎるとの意見も少なくありません。いずれにせよフィクションではあるので、さまざまな意見が出そうですね」(メディア関係者)

 人気が高いだけに、こうした思わぬ指摘も出てしまうということか。
(文/城島信二)