元タレントの上岡龍太郎さんが5月19日、大阪市内の病院で肺癌と間質性肺炎のため死去していたことがわかった。81歳だった。
関西のスターとして活躍
上岡さんは横山ノック・フックとのトリオ芸人・漫画トリオとして1959年にデビュー。その後ABC『探偵!ナイトスクープ』の初代局長や読売テレビ『鶴瓶上岡パペポTV』などの人気番組に出演。関西のスターとして活躍した。
2000年に芸能界を引退し、その後は表舞台で姿を見ることはなくなったが、多くのファンの記憶に深く刻まれた人物だった。
すでに落語家の桂ざこばが「お元気にされてると思ってましたのでとてもショックです」などとコメントを出している。多くの芸能人に好かれていたようだ。
そして「あの人物」も今回の訃報にコメントをするのではないか、と言われている。
『心の師』と表現するほど尊敬
「島田紳助さんですね。島田さんは上岡さんのことを『心の師』と表現するほど尊敬していたことで知られています。
上岡さんが引退を表明した際も島田さんは『芸能界での道標を失ってしまう。引退を考え直してほしい』と強く引き留めたそうです。2004年に島田さんが吉本興業の女性に暴力をして騒動になった際には『悪いと反省しているなら誠心誠意相手の女性に謝れ。でも自分から『引退する』などとは絶対に言うな。周りのスタッフのことを考えろ』と、引退するか悩んでいた島田さんを思いとどまらせたとか。
2人のエピソードは非常に多く、2人は引退後もゴルフなどで深い交流があったと思われます。島田さんが上岡さんの訃報にどんな言葉を語るのか、注目されます」(メディア関係者)
島田さんは以前から「復帰するのではないか」という声も多くあるが、上岡さんが亡くなったことをきっかけに再び復帰説が出るかもしれない。
いずれにせよ関西の重鎮タレントが亡くなった衝撃は大きい。心からご冥福をお祈りしたい。
(文/田中陽太郎)