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武豊「白毛馬&金子真人」吉田隼人から流れ変更の裏…ソダシ弟カルパの期待値

発行責任者 (K.ono)

 画像は「Nadaraikon」より

 武豊騎手を背に、来月9日に函館競馬場でデビューが予定されている2歳の牡馬カルパは、G1で3勝を挙げた姉のソダシと同じく白毛の馬だ。

「新しいドラマを作ってほしい」

 カルパは先月15日に初めて函館競馬場で馬場入りし、最初は少しテンションが高かったものの、すぐに慣れた様子。調教師の須貝尚介はカルパに大きな期待を寄せており、「新しいドラマを作ってほしい」と話している。

 カルパは順調に成長しており、7月上旬のデビュー戦では姉のソダシと同時期にデビューすることになる。初戦の騎手には武豊騎手が選ばれた。

 須貝厩舎は、最近ではG1ホースのソダシを手掛け、主戦ジョッキーとして吉田隼人騎手を重用してきた。

 しかし、今年の5月に行われたヴィクトリアマイル(G1)では吉田騎手がソダシから降板し、続く安田記念(G1)でもコンビが復活しないなど、両者の関係が遠ざかっている。

ソダシと同じく金子真人オーナー

「武豊騎手になったのも、吉田隼人騎手との兼ね合いがあるでしょうね。最近の武豊騎手には、団野大成騎手が騎乗予定だったジェラルディーナが回って、来週の宝塚記念に出走予定など、ある意味いい流れができつつあります。

ソダシは父クロフネですが、カルパはモーリス産駒。ともにマイル中心に有力馬を出しており、カルパもソダシと同じローテを目指すことになるかもしれません。新馬戦を勝てば札幌2歳Sを目指すでしょうね。

一方でモーリス産駒はやや成長が遅く、活躍は古馬になってからではないかという意見も。武豊騎手がどんなエスコートするのかにも注目が集まりますね」(競馬誌ライター)

 カルパの所有者も姉のソダシと同じく金子真人オーナー。武豊騎手と金子オーナーは、ディープインパクトやカネヒキリなどで数々のG1タイトルを得ている。それだけに新馬からこのコンビというだけで期待が高まる。
(文/河島栄次郎)