25日の宝塚記念(G1)の枠順が22日に決定した。
ジオグリフの鞍上
大本命視されているイクイノックスは3枠5番。天皇賞馬ジャスティンパレスは5枠9番、武豊鞍上で注目のジェラルディーナは6枠11番に収まった。
枠によってさまざまな見解があるだろうが、これによってレースの組み立て方も変わってくるだろう。そんな中にあって注目を浴びたのがジオグリフだ。
昨年の皐月賞馬で、その後はダートや海外遠征も行われたが結果が出ず。今回は昨年の天皇賞・秋以来の国内戦となる。
直前まで鞍上が未定のままだったが、騎乗は岩田望来騎手に決まった。同馬には初騎乗となる。
直前まで鞍上が決まらなかったのには諸説ある。イクイノックスと同じ木村哲也厩舎所属であり「万が一イクイノックスが取消となった場合のために空けておいたのではないか」というものだ。無事イクイノックスが出走に至るため、岩田騎手の鞍上となった、というものだ。
団野騎手と夜遊びをしていた仲間
「今回の宝塚記念は鞍上関連でいろいろありますね。武豊騎手のジェラルディーナは本来団野大成騎手の予定だったが、急遽変更に。その理由は、団野騎手が夜遊びのせいで何度も調教に遅刻したことで斉藤厩舎から懲罰として乗り替わりになった、とされています。武豊騎手としては大きなチャンスが舞い込んだ形です。
一方、岩田望来騎手は、その団野騎手と夜遊びをしていた仲間だったとか。岩田騎手も藤原英昭調教師の怒りを買ったのか、現在フリーとなっています。
若手ジョッキーの問題で揺れ動いた鞍上もありますが、岩田騎手には久々のチャンス。活かしてほしいところです。
それにしてもルメール騎手をどうしても乗せたいというオーナーサイドや陣営の気持ちは相当ですね。納得の実力ですが」(競馬誌ライター)
ルメール騎手に負けないよう、若手も奮起せねば。
(文/山田倫)