フジテレビの昼の情報バラエティー『ポップUP!』の16日放送の視聴率が1.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったと一部で報じられました。
「1年で打ち切り」という話も
『ポップUP!』は『バイキングMORE』の後番組として4月にスタートしましたが、視聴率は一度も上昇せず。日替わりのMCである小泉孝太郎や三浦翔平、高嶋政宏もダメージを受けてしまうほどの低空飛行です。
「デイリー新潮」(新潮社)によれば、「起死回生の昼ドラも微妙な結果」「チーフプロデューサーのパワハラ問題」など現場の窮状を記しています。
ただ、もともと同枠は『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)が安定した数字をとっており、なかなか『ポップUP!』への乗り換えがないという大前提があります。朝の『ラヴィット!』(TBS系)のマネとも言えそうな番組内容でもあり、目新しさもありません。
一部では「1年で打ち切り」という話もあるようですが、このままでは「視聴率0%台」も現実的ですが、今のフジテレビにこの状況を打破する武器があるのかも謎でしょう。
そんな中、ネット上や一部のテレビ関係の記者からは「金もかからず数字も取れる」企画が提案されています。
伝説の番組を復活させるべき?
「『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の“再放送”ですね。1982年から2014年まで放送されたフジテレビの代表的番組で、昼バラエティの王様でした。司会のタモリさんは2002年に『単独司会者による生放送の長寿記録』としてギネス世界記録にも認定されています。
良くなる見込みのない『ポップUP!』よりも、『いいとも』の傑作選や再編集を1年間放送したほうが視聴率も稼げるし、反響も大きいのでは、ということです。無論過去の出演者の都合もあるのでそのまま放送できない回もたくさんあるでしょうが、なんといっても全8054回分ありますから。
タモリさんが許可さえすれば不可能とも言えないこの提案。フジの今の状況を考えると『一番手堅いのでは』との声があります」
上記のテレビ関係の記者の話は確かに提案としては面白く、反響は大きいかもしれません。少子高齢化やネット隆盛もあり、テレビ視聴者は年配が多い。需要にもかなっているように思われます。
番組制作のプライドも何もあったものではないですが、低視聴率に喘ぐよりはマシ?
(文/田中陽太郎)