※画像は「JRA公式サイト」より
先日の鳴尾記念で6着だったモズベッロが、次走である25日の宝塚記念(G1)で角田大河騎手と新コンビを組むことが6日、明らかになった。
角田大河騎手を起用することに疑問
2021年の大阪杯でコントレイル、グランアレグリアを上回る2着に入り競馬ファンを驚かせたモズベッロ。ここ2年はケガもあって馬券に絡むことができない状況が続いているが、今回は若手騎手を起用して心機一転といったところか。
森田調教師は「暑さに弱いタイプだが、そのあたりも今は大丈夫」と一定の仕上がりでレースに出られる宝塚記念。イクイノックスなど強豪が多数出走するが、一発逆転を狙う。
しかし、レース以上に角田大河騎手を起用することに疑問の声が多い。
角田騎手は先月、調整ルームでのスマホ使用が発覚し、今村聖奈騎手らととも騎乗停止になった6人の1人。プロ意識の欠如、八百長を防止する上で必須となる情報遮断を怠った点から強く批判されたばかりだ。
宝塚記念の際には騎乗停止明けだが「甘すぎる」という声が多いのも当然だ。
謹慎期間中に易易とG1騎乗が決定
「角田騎手は今村聖奈と『付き合っている説』まで出るなど踏んだり蹴ったりでした。
若手騎手の認識の甘さで今もなお批判が続いています。『謹慎中に発表するって、競馬社会は理解し辛い』『鞍上が謹慎期間中に易易とG1騎乗が決定とか、こういうのを見ると競馬村出身者は恵まれてる』など、甘やかされているという指摘が多いですね。
JRAや競馬界もスマホ使用をそこまで問題視していないということでしょう。1カ月の騎乗停止で終わり、ということです。閉ざされた世界なのはわかりますが、若いうちからここまで甘やかされるのはどうなのか。
競馬界は不祥事も多いですし、一般社会とは隔絶された場所です。しかし、一般人が馬券を購入する以上、世間や競馬ファンを納得できるような動きをしてほしいものです」(メディアライター)
JRAももう少し厳しい措置をしてもいいのではないか。
(文/山田倫)