先日、タレントの所ジョージさんが、自身のYouTubeチャンネル「SETAGAYA BASE 工作部」を一カ月後に閉鎖することを宣言しました。
自動的に広告が入るのでYouTubeをやめる
所さんは11日の動画で自作の歌を披露し、歌詞で語ったことによれば「お金を稼ぐつもりがなかったので広告を入れていなかった。でも6月1日から自動的に広告が入ることになるそうなので、YouTubeをやめることにした」とのことです。
所さんは長らく多数のレギュラーテレビ番組を持ち、収入面などの心配は一切ナシということで「広告が出るのでやめる」ができる立場です。それだけに「さすが所さん」「ビジネスじゃないからやめるっていうのがカッコイイ」と称賛されているのは、本人としても望むところではなさそうです。
所さんらしい気楽な雰囲気のチャンネルと収益化がそぐわなかったということでの閉鎖宣言。肩の力が抜けながらも鋭い世相批評の曲を歌っていたことでも人気のチャンネルだけに、残念がる声が多数です。
その中でも一部のファンが「アノ曲もなくなるの?」と悲しんでいると「週刊女性」(主婦と生活社)が報じています。
同誌によれば、昨年4月に所さんが歌った「最近の唄424 十五代将軍」という曲が注目されているようです。この曲は当時大河ドラマで徳川慶喜を演じた草なぎ剛さんを歌ったものです。
『かっこよすぎ、勘弁してよ』
この歌に、草なぎさん自身が所さんにお礼を伝えるなどのエピソードもあっただけに、草なぎさんファンも「寂しい」と思っているようです。芸能関連のとある記者も、影響は思いの外大きいと語ります。
「所さんは大御所中の大御所で、それでいて自由で囚われないキャラクターを崩さない人ですね。
今回のような『広告が出るからやめる』というような行いは傍目から見るととにかくカッコイイ。その一方で動画で稼ごうとするYouTuberや芸能人の『必死感』や『金儲け』のように見えてしまいます。
どのYouTuberやタレントより稼いでいる所さんだけに『かっこよすぎ、勘弁してよ』と思ってる同業者は案外多いかもしれません」
やはりトップタレントは違う、とのこと。
(文/堂島俊雄)